_ 2 . 突然の邂逅 、その先は 。 ページ10
_ 2 . 突然の邂逅 、 その先は 。
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からりと晴れたとある日の昼下がり 。 私は小一時間ほどスマホと睨めっこしていた 。
理由は 、 物件探しのため 。
sellyさんの家に泊まらせてもらうこと早4日 。
このままではダメだ !! と思ってsellyさんにホテルを探そうと考えている意を伝えると 、 「 探すのめんどくさいじゃん 」 、 「 ここにいたほうが楽 」の一点張りでろくに話を聞いてもらえず 。
挙句の果てに飼い猫であるマンゴーちゃんの餌やりまで任されるという始末 。
それでもそろそろ日本に帰らなくちゃなぁ ... と考える反面 、 このまま韓国に住みたい欲も出てきた今日この頃 。
実家に帰ることだけは避けたいし 、 日本に帰るとしても韓国に住むとしても物件探しは必要で 。
もういっそのこと 、 ばにの家に住み込んでやろうか 。
そうだそれがいい 。彼なら家の事情を知っているし 、 私が泊まらせてくれと言ったら快く引き受けてくれるはず 。 物件探しを手伝ってくれたりするかも 。
なんて考えたところで 、 インターホンが来客を知らせた 。
大体sellyさん宅に出入りするのはRasさんだと私の頭は認識していて 、 今日もRasさんが来たのかな ? と思いロック解除のボタンを押そうとした時だった 。
Rasさんじゃない 。 しかも2人 。
sellyさんを呼びに行こうかとも考えたけど 、 私とは生活習慣が真逆でまだ熟睡中の彼を起こすのは気が引ける 。
そして彼は寝起きの機嫌がすこぶる悪い 。 お客さんが来たと言っても知らない 、 無視しろというだろう 。
どうしようか思考を巡らせていると 、 早く出ろと言わんばかりに2回 、 3回とインターホンが鳴らされる 。こんなに何回も鳴らすのであれば急用か 、 あるいは相当仲が良い友人か 。
そうでなければインターホンを鳴らす彼らは
ぴたりとインターホンの音が止んだ後 、 またインターホンが鳴る 。
私はリビングにある文具箱からカッターを拝借してパーカーのポケットに忍ばせると 、 厄介な来客者の元へと向かった 。
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らぁる(プロフ) - 御門 あずさん» 御門あずさん、わざわざコメントありがとうございます泣 不定期更新なのでお待たせしてしまうことも多々あると思いますが気長にまっていただけたら嬉しいです! (1月14日 23時) (レス) id: 4b18176a2f (このIDを非表示/違反報告)
御門 あず - 投稿楽しみにしています 、 頑張ってください👍 (1月14日 19時) (レス) id: b620447282 (このIDを非表示/違反報告)
らぁる(プロフ) - 作者、今作が初投稿のため何かと至らない点があると思いますが、何卒宜しくお願い致します。 (12月12日 21時) (レス) @page1 id: b13d2ff22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥羽 _ Towa | 作成日時:2023年12月11日 0時