猫 、 拾われました . 【 selly 】

# 5 . ページ6

# 5 .







「 部屋にあるものは自由に使って大丈夫 。 なんかあったらLINEして 。 わかった ? 」




「 はい 。 分かりました 。 ... 有難うございます 」




「 ん 」

















ぶっきらぼうな返事を一つ残して隣の部屋に入るsellyさん 。






無機質で生活感のあまり感じられないリビングに一人 。








考えることはただ一つ 。

「 どうしてこうなった _________ 」



















ーーーーーーーーーー


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿













『 せりし ! もう９時です 、 家に戻らないと ！ 』




『 あぁ 、 ホントだ 。 家戻るか 』




『 でも 、 Aさんは ... ? 』









このあと何か予定があるのか 、 時計を見て韓国語で話し始める二人 。



慣れない言語の中に 、「 A 」 という聞きなれた単語があったのを感じて勢いよく顔を上げると。










「 ... なに ? 」


「 あぁ 、 えっと 、 ごめんなさい 。 なんでもないです 」










ばっちり目が合った 。 気まずい ...



















「 決めた 。 Aさん 、 ウチ来なよ 」












「 Selly氏 、 それ名案です ! 」



「 ... 、 はい ？ 」


















そして冒頭に戻る 。



















.







.

# 6 .→← # 4 .

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す