猫 、 拾われました . 【 selly 】

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午後八時過ぎ 。 配信を始める前にヤニを吸おうと思ってベランダに出た

ベランダから見える公園 。 いつも何気なく見ているその景色になんだか違和感を感じる 。




よく見ると 、 何もないはずのベンチに猫がいる気がする 。 あんなところにいて寒くないのだろうか 。



真っ白な毛が街灯に照らさていて美しい 。 ここからよく確認することはできないが
おそらく首輪はつけていない 。




帰る場所はあるのだろうか 。ご飯はちゃんと食べているのだろうか 。



韓国の冬は寒いから 、 このままあそこにいれば低体温症で死んでしまうかもしれない 。



あの猫の事が気になった俺は 、 猫の様子を見に公園まで行くことにした 。





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マンションのエレベーターを降りて 、 足早に公園へ向かっていく 。





だが俺は 、 そこでまた一つ疑問が浮かんできた 。 それは …




あれは本当に猫なのか 、 ということ 。




実際近くに来てみて分かった 。 猫にしては図体が大きいこと 。





そして 、 ベンチで眠る猫 ( ? ) の横にキャリーケースがおいてあることも 。












ということは 、 あそこで眠っているのは猫ではなく 、 人間 。









… え 、 人間 ... ？











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