わらび餅を食べに行っただけなのに【鬼滅の刃】

＊わらび餅が１つ ページ10

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兄はとても強かった。


”お兄さんはとても強いわね。それに比べて…”


人間ハ、口ヲ揃エテソウ言ッタ。




私が弱いから、人を守るくらいの力がないから。

無能だから

皆、自分とまで比べだして優越感に浸ってる。



腐った奴ら。やっぱり、人間は嫌いだ。

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初任務だ。炎柱と、猿ぅと、猪ぃと、窯口少年？との任務らしい。

炎柱の煉獄とやらに聞いた。


「何とも…文明って発達したなぁ。」


目の前には大きな黒い物体。”無限列車”と言うらしいけど…よく分からん。

乗り込む？え？乗り込むの？どうやって？？


「あ、入り口…。」


入り口を探していると、目の前にあった。

いや、ちゃいますやん？流石に目の前にあるなんか思わないやないですかぁ！！灯台下暗しってやつですよ〜！！


列車に乗ると、鼓膜を潰そうとしてる迷惑客が１名。


「うまい！！うまい！！」


そう、炎柱・煉獄杏寿郎だ。牛鍋弁当を平らげながら叫び続けてる。

いや、そんなに叫んだら喉が叫び死ぬよ？(?)
…何言ってる私？


「君は…餅米少女か？」


いや、食材かよ。


「違います。私は、望月Aです。決してお持ちの材料ではありません！！」


私がそう言う間も、炎柱は美味いと叫び続ける。聞く耳ねぇな？


「望月少女！！君も、牛鍋弁当を食べるか？」

「え…あ、はい。いただきます。」


牛鍋弁当なんて、食べたことがなかった。

炎柱が、自分の牛鍋弁当を一つくれた。


その牛鍋弁当は、まだ暖かくてとても美味しく感じた。





…わらび餅には、及ばないよ！！


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＊わらび餅が２つ→←第一章＊人間嫌いと神隠し＊

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