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52話 ページ9

*****



「・・・ふぅ。」


その後柱合会議が終わり、一気に疲れた気分になった。


柱の方達とはそれなりに面識があるし、お世話になっている。


しかし、それでもかなり緊張してしまう。


何せ、柱は鬼殺隊最強の隊士たちなのだから。









「やっと終わったね。」


霞柱様が、笑顔で近寄ってきた。


「一緒にご飯食べようよ!」


ニコニコ笑う霞柱様を見て、隠が何人か気絶している。









気絶している隠を見て、思わず苦笑する。


(霞柱様は、一体どんな人だと思われているんだろうか・・・。)


そう思いながら、俺は霞柱様の無邪気な笑顔を見つめた。









*****









「あ、ここの天ぷら美味しいね、玲!」


「すごいサクサクしてる・・・。どうしたらこんな風に揚げられるんだろう。」


どこに行くか迷っていたら、恋柱様がお勧めのお店を教えてくれた。


恋柱様のお勧め、というだけあって、とても美味しい。


天ぷらを食べるのに夢中になってしまう。









「おや、奇遇ですね。」


突然振りかかってきた凛とした声の方向に顔を向けると、


「蟲柱様、それに継子の栗花落様、でしたよね。」


蝶の髪飾りをした蝶屋敷の御二方がいた。









「ここで何やってんの、胡蝶さん?」


「何してようが私の勝手なのでは?」


「大勢の方が賑やかですし、良いじゃないですか・・・。」


何故か一瞬で険悪なムードになってしまった二人を宥めながら、先ほどから黙っている栗花落様に声をかけた。


「えっと、栗花落様ですよね?階級甲の月華玲です。」


「・・・栗花落カナヲ。」









何故か彼女はコインをフリップさせている。


すると、


「あれ、胡蝶さん、きみのところの継子ろくに挨拶できないの?」


「うるさいです。年上の方を敬えない時透さんには言う資格ありません。」


「でも玲の方が階級上じゃん。」


何故かまた変な雰囲気になってしまった。

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(プロフ) - こんばんは。お話とても面白いです!!これからも無理せず頑張ってください!! (2022年3月27日 20時) (レス) @page10 id: fb1d41063f (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - Ry osdさん» ありがとうございます、嬉しいです!更新不定期ですが、絶対に完結させます! (2021年2月10日 16時) (レス) id: 457d30fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ry osd(プロフ) - 読み入ってしまいました。続きがあるのでしたら楽しみにしてます。 (2021年2月7日 18時) (レス) id: d8163f4fc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧月 | 作成日時:2020年11月10日 21時

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