39話 ページ45
「伝令!伝令!霞柱時透無一郎、今スグオ館様ノ屋敷ニ向カウベシ!」
(あれ?柱合会議は、夜からだった気がするんだけど・・・。)
横を見ると、霞柱様も怪訝な表情になっている。
「ねぇ、銀子。どういうこと?」
霞柱様が聞くと、
「ドウヤラ馬鹿ナ隊士ガ、鬼ヲ連レテ任務二当タッテイタラシイノ。ダカラ、柱合会議ノ前二ソノ裁判ヲスルンデスッテ。」
という返答が返ってきた。
(鬼を連れた隊士?)
随分と不思議な隊士がいたもんだ。
すると、
「僕、それ行かないから。断っといて。」
霞柱様がいきなり言った。
「え!?ちょっと、霞柱様・・・」
止めようとすると、
「だって、玲と過ごす時間が減っちゃうじゃん。」
と、頬を膨らませ、上目遣い+涙目で言ってきた霞柱様。
(今なら、ショタコンの人の気持ちがちょっとわかる。)
と思った俺は、決して悪くないはずだ。
でも、流石に不参加は不味い。
何とかしよう、と思っていると、窓からリリが入ってきた。
「伝令!伝令!階級甲、闇柱継子ノ月華玲モ裁判ト柱合会議二参加スルベシ!」
突然の伝令に、俺は思わず困惑する。
師範が亡くなられてから、しばらく俺が会議に顔を出したことはあったけれども、最近は無くなった。
(一体、何で?)
72人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
勉強&学校崩壊しろ! - 竹輪*胡瓜@昆布教さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月27日 9時) (レス) id: e7232d2884 (このIDを非表示/違反報告)
竹輪*胡瓜@昆布教 - この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2020年8月26日 20時) (レス) id: af05283989 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朧月 | 作成日時:2020年7月31日 11時