3話 ページ5
一瞬で空気が固まったのがわかった。
顔面偏差値高すぎ君は、大きく目を見開いた。
一方俺は、寝ぼけた頭が完全に冴えて、今俺が発した言葉が脳の中で何度も再生された。
「貴方、顔面偏差値いくつですか?」
「貴方、顔面偏差値いくつですか?」
「貴方、顔面偏差値いくつですか?」
………。
(不味い!非常ぉぉぉに不味い!)
俺はそう思った。
(初対面で顔面偏差値聞くやつって、この世の中のどこにいる!?)
(あ、ここにいるじゃん。)
(ってそうじゃなくて!)
と、テンパリすぎて、心の中で一人でノリツッコミをした。
(ヤバイよ、これ!まぁね!確かにね!綺麗な顔立ちしているけどね!目クリックリだし、髪も綺麗
だし!でもこれ完全にまずいよ!絶対変なヤバイやつって思われたじゃん!)
と考えていたら、目の前の人が顔を伏せて、肩がを震わせているのがわかった。
(えっ!えっ!?もしかしてやばい?もしかしなくてもヤバイ?泣いてる?怒ってる?えっ!?俺詰
んだ?)
次の瞬間、
凄い泣き声、
ではなく、
「あはははは!」
弾ける様な笑い声が屋敷内に響き渡った。
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勉強&学校崩壊しろ! - 竹輪*胡瓜@昆布教さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月27日 9時) (レス) id: e7232d2884 (このIDを非表示/違反報告)
竹輪*胡瓜@昆布教 - この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2020年8月26日 20時) (レス) id: af05283989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧月 | 作成日時:2020年7月31日 11時