34話 ページ39
次の日、
目が覚めると、
隣に、霞柱様が寝ていた。
「ウおぉ!!」
一瞬ドキッとして、変な声が出たが、すぐに朝の支度を始めた。
時々、霞柱様はこの屋敷に泊まりに来る。
でも、連絡がない時は大体、
任務が終わって屋敷の中に入った時に俺が寝ていて、
それで結局俺の隣で寝る、
ということは、今までに何度もあった。
(まぁ、それでもかなり驚くんだけどな・・・。)
とりあえず、霞柱様の好物のふろふき大根を作ることにした。
調理しながら、俺は思った。
(俺が寝た後に来た、ってことは・・・)
確か、昨日は甘味処に行ったあと、鍛錬をずっとしていた。
で、その後11時くらいに就寝した。
つまり、霞柱様はその後に任務が終わった、ということになる。
(柱って、凄いな。)
甘味処に行ったのは3時くらいで、帰ってきたのは5時くらいだ。
きっと、霞柱様は途中で任務が入ったのだろう。
(でも、鬼をそんな短い時間で殺すだなんて・・・)
改めて、柱の凄さを認識する。
時計を見ると、6時になっていた。
霞柱様は、相当疲れているのか、全く起きない。
ふろふき大根の下準備を済ませて、お米を炊き始める。
しばらくして、良い匂いが部屋の中で充満する。
すると、
「玲。」
後ろから突然声をかけられて、
俺は思わず驚いて、
調味料の入った壺を、その声の方向に投げてしまった。
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勉強&学校崩壊しろ! - 竹輪*胡瓜@昆布教さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月27日 9時) (レス) id: e7232d2884 (このIDを非表示/違反報告)
竹輪*胡瓜@昆布教 - この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2020年8月26日 20時) (レス) id: af05283989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧月 | 作成日時:2020年7月31日 11時