27話 ページ32
とりあえず、俺は鍛錬した。
もちろん、今までもたくさんしている。
いちいち書いてないだけだ。
俺の日課は、大体8時間くらい鍛錬だ。
もちろん、その日の任務によるが。
鍛錬をするのは、とても落ち着く。
なぜなら、鍛錬には、師範との良い思い出がたくさんあるからだ。
師範との思い出の中で、嫌な思い出なんて、一つもない。
どんなに厳しい試練でも、苦しい鍛錬でも、俺は嫌だと思ったことは一度もない。
鍛錬をすると、その良い思い出に浸かることができる気がする。
素振りをしながら、俺は霞柱様の話について考えた。
あの後、大丈夫だったのだろうか?
(霞柱様は、なんだかんだ言って、とても繊細だからな〜。)
まぁ、あんだけ笑ってたのだ。
多分大丈夫だろう。
「お〜い!玲!入るよ〜!」
霞柱様の声がする。
続いて、玄関の戸を開ける音。
時間を確認すると、3時くらいだった。
「あれ?鍛錬してたの?」
霞柱様が言った。
「まぁ、少し。」
俺は言った。
「あの、実は相談しておきたいことがあって……。」
霞柱様は話し始めた。
そして、
「ギュルルルルルルルル。」
その話を遮る様に、屋敷に奇妙な音が鳴り響いた。
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勉強&学校崩壊しろ! - 竹輪*胡瓜@昆布教さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月27日 9時) (レス) id: e7232d2884 (このIDを非表示/違反報告)
竹輪*胡瓜@昆布教 - この作品大好きです!更新頑張って下さい! (2020年8月26日 20時) (レス) id: af05283989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧月 | 作成日時:2020年7月31日 11時