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二十話 ページ22

『…師範、顔がとても険しいです。』



伊黒「知るか。」





いや知るかって何だよ知るかって。



朝ご飯は何かと師範と一緒に食べることが多いため、今日も師範と一緒に食べていた所までは良いんだけど…師範がとんでもないほど険しい顔をしてらっしゃる。



僕が何かをしてしまったのかとは思うけど、昨日連れて帰ってきた時含め話も出来ない状態だったから寝かせた…くらいのもので。



もしかして部屋に入ったからかな?いやでもそれは仕方ない気がする。酔った師範が悪い。





『どうしたんですか師範…』



伊黒「…雑念が消えないだけだ。いや雑念では……雑念なのか。」



『どうしたんですかほんとに…。』





かなりいつもと違う気がするんだけど、一体何があったと言うのか。



何を考えているのかも分からず、顔を見るものの相変わらず険しいままだし…凄く顔を顰めている。





『師範、雑念が消えない時は素振りが良いですよ。』



伊黒「素振りか、なるほどな…何だお前も雑念があるのか。」



『そりゃあ僕も人間ですからね。どうしようもなくなった時は素振りか鍛錬で消そうとします。昨日もそうしていた時に鎹鴉が…』



伊黒「昨日?」





…余計なことを言ったような気がしてきた。



良くない良くない、万が一勘付かれたら…いやこの人そういうことに関してはそんなに鋭くもありませんでしたね。





『まあ色々あって。ご馳走様でした。』



伊黒「おい、今適当だった」



『僕は貴方の継子ですが、貴方に全てを話さなければならない義務はないのです。』



伊黒「継子のことをある程度把握しておくことも大事だろう。」



『しなくて結構ですが?』





貴方が蜜璃さんに想いを寄せていると言うのを聞いて靄がかるような感覚がしたからその雑念を消すために素振りをしていました。



そんな公開処刑にも近いことなんて言えるはずがありませんよね??



そう思いながら食器を片付けようと立ち上がる。





伊黒「…しゅうや。」



『…、』





…今この人はなんて言った?





伊黒「…と言う奴のことでも考えていたのか。」





…師範が何故、その名を、





『師範には、関係ありませんから。』





…何で知ってるかは分からない。



でも、話そうとは…思えない。

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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星降る夜 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月11日 13時

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