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六話 ページ8

『えっ…?』





思わず洗濯物を落としそうになってギリギリの所で抑える。





『…ごめんアオイちゃん、今なんて…?』



アオイ「…?だから、蛇柱様は恋柱様が好きらしいよ。」





…神崎アオイちゃん、一応同じ最終選別にて生き残った同期の同い年の女の子だ。



普段基本的に誰にでも敬語を使っているアオイちゃんだけど、僕には使わないでくれて…僕も逆に、誰にでも敬語を使っているけどアオイちゃんには使わない。



そのくらいには仲が良いんだけど…アオイちゃんから出た言葉にとても動揺している。





『…師範が恋柱様を…?夢柱様じゃなくて…?』



アオイ「あくまで噂だから分からないけど…一応そう言われてるみたい。」





…恋柱様にはまだ会ったことがないし、見たこともないからどんな人かは分からない…ただ分かるのは、とても可愛らしい人なのだとか…。





『…そ、かぁ…』



アオイ「…ずっと思ってたけど、もしかしてAって…」



『あ!早く洗濯物干さないと!日が暮れたら大変だよね!』





核心を突くその言葉を言われる前にそう言うと、言われたくないことが分かったのか何も言わず「そうね」とだけ言って洗濯物を干し始める。



…やっぱり師範も女性として魅力のある人が好きということだ。



まだ会ったことはなくても、柱様に怯える一般隊士さえ恋柱様を慕っていたりする…つまりそれだけ人としても女性としても魅力があると言うことになるだろう。



…ああ、ああ、僕には到底真似出来ない…柱様と肩を並べることさえ出来ていない僕には…





アオイ「…雨が降りそうね。」



『…え、あ、ほんとだ…』





いつもなら気付けるのに気付けないなんて…ダメだこれでは、気が緩んでる。



色恋沙汰に現を抜かすようではまだまだだ、しっかりしないと。



…まあ、色恋沙汰も何も、それ以前の問題だったりするんだけどね、あは。





『雷雨になったりして。』



アオイ「Aそう言うのいつも当てるから…きっと今日は雷雨ね。」





そう言って少し微笑みながら、洗濯物を持って中へと入っていく。



アオイちゃんは僕にとって最高の同期だ。





『雷雨楽しみ。』



アオイ「私は洗濯物干せないから困るけど。」



『それもそうか。』

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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星降る夜 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月11日 13時

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