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三話 ページ5

「私言いましたよね?鍛錬に励むのは良いですが、貴女はやり過ぎる所があるので疲労骨折してしまうかもしれないと。」



『…はい、蟲柱様…』





蛇柱の継子、雨霧は今蟲柱様である胡蝶しのぶ様からお説教を受けています。





胡蝶「骨折とまで行かなかったから良いかもしれませんが、やり過ぎるのは本当に良くありません。いくら強く身体も丈夫とは言え、貴女は女性なんですよ?それをちゃんと理解してますか?」



『…ごめんなさい…』





師範のネチネチとしたお説教に慣れているとは言え、蟲柱様のこの凄くしっかりとしたビシバシとしたお説教は心に来る。



と言うより、師範よりも来る。師範のはある程度聞き流せるけどこの人のは聞き流さないからか本当に来る。



師範は時々理不尽なことさえ言ってくるけど蟲柱様は本当に正論、って感じの正論を言ってくるから辛い。





『…でも僕は、女であることは捨てようとしていて…』



胡蝶「気持ちは分かります。だとしても身体の造り自体は女性です。この言葉の意味は分かりますね?」



『…限度は女性と同じ…と言うことですよね…』



胡蝶「そう言うことです。分かっているのに何故無理をするのですか?」





普段は此処まで言わないんだけど…今回で疲労骨折寸前が全部で十五回目だったりするんです。



実際に疲労骨折したことも一度あるんですけど…それから蟲柱様は疲労骨折寸前でさえ許さなくなったと言いますか。



…つまり、心配故の厳しいお言葉。



初めて大怪我をして此処に来てから、この人はいつも僕のことを心配してくれる。





胡蝶「三日は鍛錬を休んでください。」



『ええっ』



胡蝶「上司命令ですよ?」



『…分かりました。』





僕はこう見えて(師範以外の)上司にはしっかりとしていたりはする。



後輩や部下にはなるべくそうでない態度を取って欲しいけど…自分はそうは出来ない性格だ。



だから上司命令と言われてしまえば聞くしか無い…そしてそれをこの人はよく理解している。





胡蝶「全く…やはり貴女の定期検診はなくせませんね。」



『要りませんよ』



胡蝶「はい?」



『何でもないです。』





…今回のも、定期検診だったんだけどなぁ。

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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星降る夜 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月11日 13時

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