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この世界って物騒 ページ33

キッド〜〜〜!!今回は感謝する〜〜!!!

安室さんはハッと我に返った。
す、すみませんと謝られる。





「僕から離れないでください。」





素早く肩を抱いて引き寄せられる。
ち、近くて体温を感じる。

あむぴファンに刺されるのでは…??

整った横顔と肩を抱く手が少し強張った。
いやほんとイケメンだな…。

ざわめく会場を、一筋の光が照らした。


そういえば、花凛は?


照らされたショーケースの上には、月下の奇術師・怪盗キッドがマントを靡かせ立っている。
不敵な笑みを浮かべたキッドの前に、2人の影が歩み出た。

薄い水色のワンピースと黒いスーツ。





「花凛…!!?」





ドッドッと心臓の鼓動が大きくなる。
なんで、花凛が…!!


スーツの男は、少し前をゆっくり歩く少女の後頭部に銃を突き付けている。

何で何で何で、花凛は関係無いでしょ…!?
絶対、失う訳にはいかない…!!!





「Mr.KID。君なら現れると思っていたよ。

その宝石を狙ってね。」





くいっと安室さんの服を引っ張る。
視線を交えると、彼は微かに頷いた。

ここの意識は皆キッドたちの方へ向けられている。

警備員や警察官の間を縫って近付く。

幸い私たちは目立たない色でよかった。
警察がいるのに私たちが出る幕は無いかもしれないけど、彼女が少しでも傷付くのは耐えられない。

あと安室さんの方が強いよね。





「おい君、何してるんだ!」





手を伸ばせば男に届きそうな距離で、警察官の一人が声をあげた。

マズい…!!

男が振り返った。
腕を払って銃口を下に逸らし、膝裏を蹴ってバランスを崩す。
拳銃を持っていた腕を男の背中にまわし、体重をかけて地に伏せさせた。

銃を男の手から抜き取って投げ捨てる。
くるくると回転しながら、安室さんの足元に飛んでいった。

警察官に男の身柄を任せる。


花凛は…!?

視界の端に、白いマントがちらついた。

予告状→←絶体絶命



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いちご飴(プロフ) - 素敵な作品見つけた…だと思ったら終わってた、、いつか更新してくださるのをずっと待ってます! (2月11日 16時) (レス) @page41 id: 9ae4f8b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
- ずーっと待ってます……!! (5月19日 20時) (レス) @page41 id: 59d78921c3 (このIDを非表示/違反報告)
- お、おわった…w (2022年7月28日 5時) (レス) @page41 id: fa9b0d5a55 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - コナンくんの破壊力えぐいです。 (2022年7月25日 8時) (レス) id: 32b67605f3 (このIDを非表示/違反報告)
カイセイ - 終わらないでぇぇ… (2022年4月24日 18時) (レス) @page41 id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるり。 | 作成日時:2019年7月14日 20時

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