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驚き ページ18

煙草の匂いがする。
大人っぽい。

車内で家への道を案内しながら思った。
赤井さん、って感じだ…。
まあ、沖矢さんの車って設定だけど。

緊張するなぁ。
安室さんにしなかったのは童顔だから…?
いやそれは置いとこう。


車が止まった。
家に着いたみたいだ。

すぐ済ませますね、と伝え車から降りる。


古いけどそれなりに設備は整ってたし、1人暮らしには丁度良いアパートだったなぁ。
ドアとか床がたまに鳴るのは心臓に悪かったけどね。




人間って、驚きすぎると声が出ないんだなって今日で学んだ。
叫んだ方が早かったんだろうけど、喉が詰まってだめだった。

鍵を落としたのも気付かず、赤井さんの元へ走った。


どうかしたかと聞かれたけど、上手く答えられなくて、、





「ご、ごめんなさ、来てください、あ、あの、」





帽子とサングラスをして降りてきてくれた。
面倒掛けてごめんなさい、本当にごめんなさい

パニックで話せずにいると、少し落ち着けと背中をさすってくれる。
話せないなら直接見に行こうと言ってくれたので、部屋に案内する。


何度確認してもちゃんと私の部屋だった。
でも、1つ違う。

部屋の真ん中には、目を見開き、血を流し倒れる男性がいた。





「私…何も…、な、にも…」





大丈夫だ、そう言って抱き締められる。

でも、あの人…何で、違う、違う…

パトカーのサイレンが遠くに聞こえていた。
赤井さんの……こえ…が…_____





______________________
赤井サイド
荷物を纏めに行った葉月が慌てて帰ってきた。

さっきと様子が違う。
青ざめて、手が震えている。
窓を開けて何があったのか質問したが、パニックになっているようで答えられそうにない。

来てほしいらしいので、帽子とサングラスを準備し車を降りた。

葉月は荒い呼吸を繰り返している。
声をかけながら背中をさするが、届いているのかも怪しい。





「話せないなら直接見に行こう。」





彼女は小さく頷いた。

案内された部屋には確かに“矢野”と書かれている。
しかし、部屋には彼女に似合わないものがあった。

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いちご飴(プロフ) - 素敵な作品見つけた…だと思ったら終わってた、、いつか更新してくださるのをずっと待ってます! (2月11日 16時) (レス) @page41 id: 9ae4f8b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
- ずーっと待ってます……!! (5月19日 20時) (レス) @page41 id: 59d78921c3 (このIDを非表示/違反報告)
- お、おわった…w (2022年7月28日 5時) (レス) @page41 id: fa9b0d5a55 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - コナンくんの破壊力えぐいです。 (2022年7月25日 8時) (レス) id: 32b67605f3 (このIDを非表示/違反報告)
カイセイ - 終わらないでぇぇ… (2022年4月24日 18時) (レス) @page41 id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるり。 | 作成日時:2019年7月14日 20時

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