メイドのライカ (ページ28)

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「お前の主人･･･リーフィア・エルヴィスといったか。エルヴィスはそこまで高位の貴族じゃない。カンタータのお前が仕えるような相手じゃねぇだろ。脅されてんのか。」

ッヒュン

ティースプーンが王子の顔の数センチ横を通過し、ソファの背もたれに当たって落ちた。

王子はさほど驚いた様子はないが、その代わりにカナンとザックの顔が青くなった。ヘルンは“コントロールすげぇ！”と顔に書いてある。

フォークにしなかっただけ感謝してほしいですね。

『･･･失礼。手が滑ってしまいました。』

リーフィアさまを貶す発言は絶許。

『次は覚悟の上でお願いいたします。』

でないと、勢いあまって肉塊にしてしまいそうなので。

「不敬罪。」

『では此方は名誉毀損と誘拐で。』

「追加注文みたいに言うな。」

『カナンさま、このケーキテイクアウトできますか？』

「おい聞いてんのか。」

「できるぞ。」

「おいカナンお前もだ。」

テイクアウトしたケーキはリーフィアさまと美味しく頂きました。

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剣が飛んできた高位貴族令嬢

出ないと思ってたら出た(1.冥土の雷火参照)
さて、あなたは吊り橋効果というものを知っているだろうか。

取り巻き①

実はクソ王子に3番目に倒されたマッチョと恋仲

取り巻き②

普通にスポーツ観戦として見学を楽しんでいる

取り巻き③

最近取り巻き②の兄も視野に入れ始めた