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縺雁慍阡オ縺輔s ページ1
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私は、昔からそこにいた。
どのくらいかはわからないが───1000年はたったのだろうか?
昔は覚えていた気がする。
ただ、だんだん記憶が薄れていき、自分が何者かも忘れてしまった。
自分は、私は、ボクは?
…気づけば目の前には赤い液体を流す、人だったものが転がっていた。
嗚呼、今日も子供の笑い声が響く。
子供が遊んでいる。
今日もいつの間にか増えていた仲間と共に、子供達を見守っていた。
そうだ、子供は笑っていたらいい。
天国にも地獄にも行かなくていい。
天寿を全うすればいい。
その為に、ボクは手を汚したのだから。
オトナを殺したのだから。
その分キミたちは純粋でいて。
──ね?
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作者名:雨乃梨緒 | 作成日時:2022年4月23日 18時