探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ45)

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44話ページ45

そして、ついに職場体験の日が来た。
私達は、コスチュームは持たずに普段着をきてる。
結局いつも通り探偵社で仕事することになった。
休みくれたっていいのに…

相澤「コスチューム持ったな。本来なら、公共の場じゃ着用厳禁の身だ。落としたりするなよ。」

芦戸「はーい‼」

相澤「伸ばすな。『はい』だ芦戸。くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け。」

特に気になることはないんだけど、強いて言うなら飯田くんの様子がおかしいんだよな…
体育祭の後ぐらいから。大丈夫だろうか。

それからいつも通りに過ごしていった。
大きな仕事もなく、３日目になる。

報告書も書いちゃったし、国木田さんに言われた仕事もやった。
太宰さんの川から引っ張り出してきたし、太宰さんの分の仕事までやった。
お茶もいれたし、乱歩さんのお菓子も買ってきた。
これでも要領はいいので、仕事は早いのだ。

怜「あぁ…暇だ。」

いつも話し相手になっている鏡花は、東京の保須市っていうとこに仕事にいった。
軍警からヒーロー殺しって奴を捕まえてほしいっていう依頼がきたそうだ。
敦くんも同伴してしまった。

賢治くんは寝ちゃったし、谷崎くんはナオミちゃんと仲良くしてるから邪魔したくない。
乱歩さんは国木田さんと名探偵の仕事に行っちゃった。
与謝野先生も買い物へ。

後は、太宰さんしかいないじゃないか⁉

太宰「怜…私と心中しよう……」

怜「嫌ですよ。まだ死にたくないです。」

太宰さんはソファでゴロゴロしてる。
その時携帯に着信がきた。
確認すると、

怜「緑谷くんだ…なんかあったのかなぁ…」

位置情報が送られてきていた。
行ったほうがいいかな…
でも位置情報には保須市って書いてあるし…
保須市に行くには、一時間はかかるし、向こうには鏡花も敦くんもいる。

私が行かなくても大丈夫だよ…ね……？
心配だけど、遠いんだよな。
まぁ仲間を信頼して待つとしよう。

三時間くらいたったとき、敦くんから電話がかかってきた。
ヒーロー殺しと遭遇して、飯田くん、緑谷くん、轟くんと一緒に戦ったらしい。
敦くんも鏡花も思ったより重傷だったから保須総合病院に入院したらしい。

明日私が与謝野先生と一緒に病院に行くことになった。
敦くんも鏡花も解体されて帰ってくるだろう。
やっぱり行けば良かったかな…