探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ30)

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29話ページ30

探偵社に帰ると与謝野先生に解体された。

怜「敦くん大丈夫…?」

敦「怜ちゃんこそ…」

怜「何回だった……？」

敦「四回だよ……怜ちゃんは…？」

怜「五回だった……」

そんな会話をしながら机に伏せていた。

国木田「明日の9時に探偵社員の事務員以外全員で雄英高校にいく。準備しておけよ。」

怜「はーい…」

いつもはこんな返事だと怒られるけど、今日は怒られなかった。
同情してくれてんのかな…

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AM9:00 in雄英高校

根津「それでは、雄英高校と武装探偵社の合同会議を始めるよ！」

と言われると私は手を上げた。

怜「今回の資料の盗難、敵の襲撃による相澤さん、13号さん、オールマイトさん、緑谷くんの四名の負傷者が出たこと。」

と言うと私は立って頭を下げた。

怜「本当にすみませんでした。」

鏡花と敦くん、太宰さんも立って頭を下げた。

根津「でも、探偵社が対処してくれたお陰で生徒への被害も最小限で済んだ。感謝しているよ！」

社長「お詫びとして、探偵社の医者の異能で治癒をしてくれて、構わない。」

オール「私と緑谷少年の怪我はリカバリーガールの治癒で問題ないよ。」

13号「僕も大丈夫です。」

根津「じゃあ、後遺症が残るかもしれない相澤くんだけ頼んでもいいかな。」

与謝野「分かったよ。会議の後探偵社に寄ってくれ。」

相澤「分かりました。」

私や敦くん、谷崎くんは顔が真っ青だ。

根津「まず、此方側から一つ聞きたいことがあるのだけど…」

太宰「ポートマフィアのことですよね。」

社長「太宰、説明を。」

太宰「はい、ポートマフィアというのは主にヨコハマで活動している、マフィアのことです。ポートマフィアの構成員のなかには、異能力者が何人かいます。特に幹部級になると必ず異能力を所持しています。今回のUSJ襲撃にいたのは、芥川龍之介、幹部の中原中也の二名です。怜が主犯格である死柄木と、私が中原中也から聞き出した情報を合わせると、ポートマフィアは敵連合と手を組んだようです。」

といって座った。

この世界では個性より、異能力の方が強い。
異能力者に個性が効かない訳ではないけど、私の氷と轟くんの氷だと、私の方が強いから、轟くんの氷は私に効かない。相澤先生が太宰さんを見ていても、触られてしまえば人間失格は効くのだ。
このことは最初に根津校長と相澤先生にいってある。