探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ29)

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28話ページ29

私は、重力を風で無効化してから、中原さんを凍らせて天井に吹っ飛ばした。

太宰「おぉ、飛んだねぇ。流石怜。」

怜「太宰さん、煽ってばっかりじゃなくて攻撃してくださいよ。」

太宰「あんな蛞蝓とは1秒も一緒にいたくないんだけどねぇ。煽るのは面白くって。」

すると、大量の岩が飛んできた。
とりあえず氷で止める。

怜「岩？土砂のとこから持ってきたか。」

中原「何が面白いって？青鯖野郎。あぁ？」

速いなぁ。天井に吹っ飛ばしたはずなのに。
流石マフィア幹部。
この人を倒すなんて可能なんだろうか？
おまけに私は左腕ばっきばきだし。

と思ってたら銃声が聞こえた。

太宰「やっと来たか…」

根津「ごめんよ皆。遅くなったね。すぐ動ける者をかき集めて来た。

飯田「1-Aクラス委員長飯田天哉‼ただいま戻りました‼!」

そこにはたくさんのプロヒーローが来ていた。
飯田くん間に合ったか。

弾丸が中原さんを貫こうとするが重力操作で止められる。
ついでにこっちに放ってきた。氷で止めるけど、面倒だな。

死柄木はワープで帰ったみたいだ。

怜「置いていかれてますけど、大丈夫ですか？」

中原「あぁ？マジかよ。ふざけんなよ。」

仲は良好じゃないらしい。

中原「おい！芥川！ここはひくぞ！」

芥川「承知した。」

太宰「二度と私の前に現れないでくれたまえよ、中也。」

中原「それはこっちのセリフだ。糞太宰。」

そう吐き捨てると、天井を割って二人は去っていった。
最後まで仲悪いな…

太宰「さて、怜はその左腕大丈夫かい？」

怜「全然大丈夫じゃないです。与謝野先生に解体されます。」

はぁ…とため息をつくと、

怜「とりあえず、外に出ましょうか。」

太宰「あぁ、そうだね。」

外に出ると、皆がいた。警察もきた。
目立った怪我があるのは、緑谷くんぐらいだ。

塚内「…16…17…18…両足重傷の彼とあの人達を除いて、…ほぼ全員無事か。」

ちなみにあの人達とは、私達のことだよ。
鏡花は擦り傷くらいで敦くんは怪我は多いけど無事だった。

怜「どうしよう敦くん、帰ったら解体だよ…なんでか私、他より回数多いんだよね。最高9回だよ…いつも5回はやられるし…」

敦くんも顔を真っ青にして震えていた。
その後先生方の容態を聞いたり、色々と学校側と話し合って、明日の休校日に雄英で武装探偵社員を連れて今後の方針を決める会議をすることになった。