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68：おうじさま２ ページ21
「かっこいい！」
「え？」
Aちゃんが壮五さんを見て、瞳をキラキラさせる。
「おうじさまみたい！」
「ごめんね、王子様ではないんだけど。ありがとう」
壮五さんは優しいから子供にも好かれるんだろうな。
「おなまえは？」
「壮五だよ」
「そーご！」
それからしばらくAちゃんは壮五さんにべったりだった。
「八乙女に連絡したら、すぐ来るってさ」
三月と大和さんが戻ってきた。
Aちゃんがぱっと顔を上げてこっちを見る。
「がっくー、くる？」
「すぐ来るよ！」
「うわーい！ A、そーごといっしょにまってる！」
そのあと、壮五さんはAちゃんから質問攻めにあっていた。
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作者名：兎田夏
| 作成日時：2017年3月29日 21時
