I love you forever (ページ42)

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結Side

星「ｳｯ…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ」

Aがこんなに泣いたの初めて見た。
どれだけ辛かったんだろう。
こんなに辛そうな顔して、1人でまた抱えようとする。
でもそばにいてあげるしかなかった。
今日は私の日私が玲於とけじめをつける日だ。

玲於との待ち合わせ場所。
少し早くついた。
少し待っていると玲於が来た。

佐「お前早くね?」

会って初めての発言がそれかよ。
そう思い笑った。

佐「ん。」

ぶっきらぼうに手を差し出された。
これは手つなぐぞって合図。
本当不器用だから最初のデートは大変だった。
でも今は隣にいるだけでなんとなく玲於が考えてることが分かる。
大分一緒にいたから。
誰よりも愛し合ってるって自信もある。
そして2人でご飯を食べて、2人で手をつなぎながら歩いてた。

もう少しでこの関係も終わりだ。
本当に幸せだった。
この人とならずっと一緒に入れるとも思った。
それぐらい愛してるんだ。

結「ねぇ玲於？」
佐「ん？何？」
結「大好きだよ。」
佐「知ってる。」
結「愛してるよ。」
佐「知ってるってバカ。」
結「なら良かった。」
佐「えっ？」
結「玲於別れよ？」
佐「はっ？」
結「私はもう玲於のそばにはいれない。」
佐「何言ってんだよ。」
結「本当に幸せだった。」
佐「おい！結!」
結「ごめんね。さようなら。」
佐「おいっ!結！」

走って逃げた。
怖かったから。また自分が玲於のとこに戻ってしまいそうで怖かったから。
涙を流してはいけない。
玲於を傷つける。
Aもこんな気持ちだったんだね。
そして家に戻った。
Aが抱きしめてくれた。

星「辛かったよね。大変だったよね。よく頑張った。」

その言葉を聞いた瞬間さっきまで堪えてた涙が溢れ出てきた。
恋する事って簡単なことだと思ってた。
でもこんなに辛いんだね。