打ち明け(続き) ページ22
何故か、その引っ越しのあと彼と合うことは無かった。
居場所を特定できなかったのか、それとも諦めてくれたのか。理由は分からなかったけどしばらくは大丈夫。そう思ってた。あの日までは。
??「A!」
??「やっぱりAじゃん!こんなとこで何してんの?」
K「あの…」
『いいんです。良平さん。行きましょ……?』
K「え。でも…」
『いいですから…!』
K「お、おう…」
久しぶりに会ってしまった彼は昔の彼とは違った。昔あったことが何もなかったかのように、彼は私に声をかけてきた。それが何よりも怖かった。だから私は、彼と会話をせずにその場を去った。
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『で…今に至ります。』
E「そんなことが……」
Y「なんで…なんでもっと早く言わなかったの!」
『だって…!』
K「迷惑かけたくなかった?」
『そう…です…。』
K「お前なぁ…。
迷惑がどうとかの前に、もっと自分を大事にしろよ!」
O「ちょ…良平さん…?」
K「誰が迷惑って言った!誰にも相談してないなら誰にも迷惑っていわれてないだろ?勝手に迷惑って決めつけんなよ どうして誰かを頼ろうとしないんだよ!」
『私だって、誰かに相談できたらどんなに良かったか…!
でも、こんな事に大切な人を巻き込みたくなかったんです………。』
K「A。誰も迷惑じゃない。俺らを頼れ。」
『良平さん………』
K「ん…?」
『怖かった……………。凄く怖かったです…………。』
K「うん。」
やっと打ち明けられた事への安心感と良平さんの優しい声を聞いたら自然と涙がこぼれた。
Y「大丈夫。大丈夫だよ。」
E「辛かったな、、、」
O「我慢しないで…?いつでも言いなよ。」
『皆さん………』
K「わかったか?A。Aには俺らがいる。だから安心しろよ。」
『はい…!』
K「よし!」
『ありがとうございます…!』
打ち明けて良かった……。少し、怖さが減った気がする。
この人たちが推しなんて、なんかちょっと面白いかも…w
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八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グが立ってしまっているようですよ…! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リョウカ | 作成日時:2022年3月24日 0時