文スト大好きな私が文ストの世界にトリップした話

えっ？ここ、文ストの世界…？……きゃっほー！！！！ ページ2

「ブーブーブー」

ん…？煩いなぁ…朝っぱらから携帯の音で起きるなら、推しの声で目覚めたい…(←オイ)





「ブーブーブー」
「……あぁっ！もううるっさい！出ればいいんでしょ！？出れば！」




「ピッ！…はい、もしもし？」
朝から電話とか嫌だぁ！朝から太宰さんボイスなら大歓迎だけど！(因みにまだ布団(天国)の中)





『あぁ、Aちゃん？今し方敦くんと下にいるから、早く来てね〜、じゃないと私出社しないよ』
「…………、は？」
ええっ？！なんか今天使の声(太宰さんっぽい)聞こえなかった？え？『敦くん』って、えっ？私の知り合いに敦くんだなんて神々しい名前の人いないぞ？？







聞き返そうにも電話は一方的に切られプープープーっと虚しい音を出すだけ、つまり時すでに遅し、というわけだ。





「…っていうか、ここ、何処だ…」
布団(天国)から這い出てみると、そこは畳の部屋。枕元にある私の服、であろう女物の服は、私がいつも来ているのとは違い、少しレトロ。





「えぇーっと、ちょっと待とうか、ここぜっったい私の部屋じゃない、宝物(文ストグッズ)がない。ポスターも無いし、缶バッチも無い、クッションも無い……えっ？ここ、地獄…？」
私の癒しが無い、そ！れ！に！さっきのあの天使ボイス何？天国かと思った、天使から電話かかって来たのかと思った！なんか物凄く、アニメの文ストの太宰さんの声がした。敦くん、とか、言ってたし……。






いやいや、先ずは着替えてさっきの電話の人も言ってたから、下行ってみよう、それで何処なのか聞こう、うん、そうしよう(頑張って冷静を保とうとする)







……それにしても、あの人がさっき言ってた出社ってなんだろう、私まだ学生なんだけど…。

うわ！本物の太宰さん美し過ぎる…→←主人公のプロフィール

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