【HQ!!】ひらひら【及川徹】 (ページ11)

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「ぁっ・・・ふ、んぅ、」

「声我慢しないで、聞かせて。」

「ぅあっ・・・！」

口元を押さえつけていた手を絡めとられる。

「きもちい？」

「っ・・・！んんんっ！」

声を出さずに、小さくうなずく。

「ん。ならよかった。」

優しく微笑む徹。

けれど、当の私にはそれを見る余裕もなかった。

なにこれ

なにこれ

こんなのしらない。

「んあっ！？うぅ、あっ」

聞いたこともない自分の声。

こんなに、自分から余裕が無くなるなんて思ってもみなかった。

触れられたところがびりびりする。

あつくて、溶けてしまいそうなのに。

(っ…気持ちいい、なんて・・・)

それに

「っふ、A、大丈夫…?」

こんな触り方、私は知らなかった。

こんな

優しい触り方

激しいはずなのに

壊れものを扱うみたいに、やさしく、優しく。

「っあ、やっ…とおるっぁっ！ん、」

「っは、…っく、ぅ・・・」

こんなの、知らなかったに決まってる。

＊