姉の面が五十個 ページ3
ホールから切り出された一つを少し掬って食べた。
『！美味いわ！初めてなんに、天才やなぁ〜』
マ「でしょ！」
形は不恰好だけど味はちゃんと美味い。むしろこのケーキが一番美味しいと思える。
『一つええか？なんで誕生日会やろうと思ったん？』
そう言うとピシッと空気が変わった。え？地雷踏んだ？
マ「姉ちゃ.....でしょ....」
『え？』
マ「姉ちゃんもうすぐ居なくなるでしょ！こうやって集まれなくなるじゃん！会えなくなる！」
エ「そのくせに今年になるまで誕生日教えてくれなかったし！」
場「当の本人は誕生日忘れてるしよぉ。」
三「さっきもマイキーと喧嘩するし。」
龍「マジ危なかったわ。」
なんか色んなとこに迷惑かけたんだな....
『....すまんな。』
三「いいって！俺らプレゼント用意してきたから！」
エ「ちゃんともらってよね！」
そう言われ、順番に出してきた。マイキーはたい焼き、ドラケンは小さな狐のぬいぐるみ。エマはカーディガン。みんなセンスがいい。
『ヒナちゃんはブレスレット？かわええな！』
日「私とエマちゃんとお揃いです！」
『そら嬉しいわ！』
三ツ谷は手作りのマフラーをくれた。ルナマナちゃんは私の似顔絵。やっぱ可愛い。
『場地は....チョーカーか？これかっこええな！』
そう言うとみんながぐるっと場地の方を向いた。
千「場地さんかっけぇ....！あ、俺からはコレっす！」
千冬からは扇子をもらった。鶴が書いてある奴。シンプルで実用的だ。
マ「場地テメェ、姉ちゃんになんつーもんあげてんだよ。」
場「あ？いいじゃねーか？」
三「逆にすげーわ、お前。」
そのやりとり後に武道からは鏡を貰った。この鏡可愛くていい。と言うか本当にみんなセンスがいい。
『....』
誕生日もいいもんだなぁ。
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RUNA RUNA(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます！次作も出したら是非読んでみてください！ (2021年10月12日 22時) (
レス) id: 38bfe4d026 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - RUNA RANAさん続編おめでとうございます！この小説大好きです！これからも応援します！ (2021年10月12日 5時) (レス) id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUNA RUNA | 作成日時：2021年10月8日 19時
