左目の面が六十四個 ページ17
Aside
やっとだ。やっと終わった。実を言うと組織解体はすぐに終わっていた。だがなんで今頃ニュースにしたか....それは私の償いに合わせてくれたからだ。
私は2ヶ月。務所に居た。頼れる刑事らにこの証拠を密告し全てうまくいった。私は務所を出て今から東京に戻るところである。嫌われてなければ良いんだけど。
....もちろん失ったものもある。もうこんな悪質な組が出来ないことを願い九十九は解散。狸宮達も繋がってはいるがそれぞれの夢を追いかけに行った。
それは良い意味で失った事。悪い意味もある。
やっぱりあの家は一筋縄では行かなかった。暴力を使うしかなかった。狸宮は足を刺され神経が傷つき歩行が少しぎこちなくなった。白鴎は手、虎狛は胃、熊谷は顔、兎都原は背中。みんな怪我をした。
私は左目がやられ、見えなくなった。治せると言えば治せるがこれは代償として残しておこうと思う。
帰る前、ばぁちゃんに持たされた一家の家宝。風藍の日本刀を持ってきた。
風藍は大名だけを標的にする暗殺者、乃木鶴の歴史を始めた女性だ。私と瓜二つであるそう。この中で乃木鶴の血を一番継いでいる私のが私。自分の顔をした人が始めて私が終わらせた。なんかおかしい話だ。
『まだ向こうのことが終わっとらんしな。』
《エマが死ぬ。絶対に助けや。》
行こう。弟達の所へ。
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RUNA RUNA(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます！次作も出したら是非読んでみてください！ (2021年10月12日 22時) (
レス) id: 38bfe4d026 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - RUNA RANAさん続編おめでとうございます！この小説大好きです！これからも応援します！ (2021年10月12日 5時) (レス) id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUNA RUNA | 作成日時：2021年10月8日 19時
