偽りの優等生は化け術を解く。【稲荷崎】

ちゃんと待ちましたよっと。 ページ8

Aside


『うわぁ絶対やってなかっただろこれ....』


汚すぎでしょ。サボり確定なんだろうなこの担当。


『でも花はちゃんと植えられてる....主事さんか？』


取り敢えず箒っと。雑草は今んところ生えてないし。


40分後。


『終わった....後は水あげだ。えっとホースは.....』







治side


治「....蘭崎さんおらんよ？」


角「え？じゃあ多分花壇の方だね、行こう。」


侑「なんで俺も行かなあかんねん。」


角「ちょっとした事情があるの。」


蘭崎さん、清掃委員なんか。しかもサボってよしの花壇担当。ちなみに銀は。


銀「あ！すまん！俺、用事あるわ！」


との事でおらん。


治「なんか音聞こえんなぁ。」


角「水でも巻いてるんじゃない？」


侑「水？やっぱ根は優等生なんやないん？」


角「いや、ただ家事が好きみたいだし委員会に入ったのは内申を上げるためだって。」


侑「こわ.....」


ほんまに怖いわ。てか家事が好きってどう言う事や？


角「あ、居たよ。」


そこにはシャーと水を霧状に欠けている蘭崎さんが居った。


侑「....綺麗やな。」


治「.....おん。」


さっきまでなんか言ってたツムがいきなり綺麗なんか言うのは珍しいで。


『あ、来たんか？ちょうど終わりにするとこやったんやけど、水止めてくれへんか？』


角「はい。」


『おおきに！てか練習疲れとるやろ？3人で帰りぃ。』


治「ええって。あんな事あったんやしな。」


侑「あんな事ってなんや？」


あ、話してなかったわ。←


角「蘭崎さんが告白断ったら思いっきり殴って脳震盪起こして倒れたの。」


侑「はぁ！？なんやそれ！女殴るんはいかんな！」


治「お前、ほかの女に喧し豚とか言っとるやん。同じやで。」


侑「うぐっ」


『いや、私スーパー寄りたいしさ。』


角「荷物持つからさ。無理はしないで。』


治「料理美味いん？てかあのおにぎりは美味かったわ！！」


『ほんま？そら嬉しいわ〜また作ってやるわ。料理は大の得意やで！』


やったわ！！あのおにぎりまた食べれるわ！！


角「今日は何作るの。」


『....まさか来ようとしてる？まぁやましいもんはないしええと言えばええけど.....来るならちゃんと連絡しんさいよ。』


治「ツム、オカンに頼むで。」


侑「はぁ！？俺も行くわ！電話するわ！！」


なんやツム。来るんか。


『なら買いだめしようかな。重くなるけどええ？』


治「ええよ！」


角「うん。」


侑「もしもし？オカン？」

何気に家に人あげんの初めてじゃね？→←あんたがやって来たんやろ？

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