姉の面が四十六個 ページ49
『....ふぅ。ええ子ちゃんライフ今日も完璧やなぁ。』
うちは都内屈指のお嬢様学校に居て、眼鏡かけて髪も綺麗に整えて学級委員長をやっている。ちなみに2年は生徒会長やってた。
「A委員長、また明日。」
『ええ、また明日。』
不良で極道といっても礼儀はばぁちゃんに厳しく教えられていたため特に困る事はなかった。
『さて、今日は何にしようかねぇ....』
スーパーに寄り、家に帰ると騒がしかった。
『.....マイキー?この惨状はなんや。』
マ「あ....えっと....」
中にはドラケン、場地、三ツ谷が居てキッチンはクリームだらけになっていた。もちろん四人も。
『.....はぁ、四人とも風呂入ってきいや。そんなクリームだらけでうろちょろされんのは嫌やし、二人ずつ入りや。』
パイ投げでもしたのかと思うくらいの汚さ。早くジャージに着替えて掃除しなきゃ、あとで大変だ。
マ「....怒らないの?」
『あ?これでも十分怒っとるけど?もっと怒られたいんか??』
マ「ごめんなさい....」
『おん、あんたら上がったらここの掃除任せるから早よ入りや。後、何か作るんやったらエマかうちを見張りにつかせろ。まぁドラケンと三ツ谷が止めたにもかかわらず二人がやったんやろうけど。』
「「ウッ....」」
図星か。まぁまだ子供だし別にええか。
『次やったら家追い出すからな。服用意しとくから早よ入り。はぁ....』
マ「....ごめんって言ってるじゃん!まだ怒ってるじゃん!嘘ついてんじゃん!」
龍「おい、マイキー!」
『....ほぉ?なんや、うち間違った事言っとるか?』
マ「....姉ちゃんさぁ!分かんないの!?」
『はぁ?』
マ「頑張ってんの!!なのに怒る?キッチン汚れただけで!」
なんか、逆ギレされた。
『.....そうか、なら人に迷惑かかる事でもあんたは誉めろと言うんか。』
マ「そうは言ってないじゃん!」
『言っとる。』
マ「言ってない!」
『.....はぁ、拉致があかん。早よ行きや。』
私がそう言うと風呂場の方へ向かった。ドラケンを連れて。
『....もうええわ。』
三「Aさん....?」
『すまんな、マイキーのわがままに付き合わせて。大変なところは終わったからうち、外行くわ。』
場「お、おい!」
『ええんよ。マイキーも二、三日経てば機嫌治るやろ?それまで友達の家に泊まらせてもらうわ。』
荷物を持って外へ出る。誰の家に泊まろうかなぁ。
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年10月7日 22時