関西のトップの初代総長【東リベ】 (ページ45)

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狐の面が四十二個ページ45

数日後

『ドラケン、体調はどうや？』

龍「だいぶ良くなった。ありがとな、助けてくれて。」

『礼を言われることはしてないんよ。武道くんに言いや。』

龍「もう言った。」

『言ったんかい！』

ドラケンは驚異的な体をしていたらしく明後日退院だそうだ。

『あんたらも大変やな。』

龍「....仕方ねえけどな。Aさんはこういうの良くあったの？」

あるよ。多分ドラケンよりだいぶ生死を彷徨ってる。

『まぁ関西トップの総長＋極道やからなぁ。拉致られるは刺されるは襲われるは....結構あったなぁ。』

龍「....」

『まぁ最後のやつはノシとるけど。』

流石に安い女じゃないから。そいつらはワンキックで。←

龍「だ、だよな....」

『あんたりんご好き？向いてやんよ。』

龍「.....おう。」

『なんやその返事w』

会った時よりは身長も声も大人びたけどやっぱりまだ子供なんだなぁ。

『ふふ』

龍「何笑ってんだよ？」

『いや....平和な日々がずっと続けばいいなぁって思って。』

龍「....」

『うちは3月には向こうに戻る。もう二度と会えへんかもしれん。それでもあんたらの事は守る。なんかあったら連絡してもええよ。』

もうタイムリミットは近づいて来ている。元々、東京にいるのは3年間。それを覆すことはできない。

『悲しい顔すんなや！国内にはおるんやし！』

龍「....おう。」