九十九の面が三十六個 ページ39
No side
花「た、高そうな....」
狸「組長がお待ちです。こちらへ。」
花「あ、はい!」
虎「警察の人はこっち!」
直(バレてる....)
狸「.....花垣だっけ。お前、生きて帰れるよう言葉には注意しろよ?まぁ友人なら多少大丈夫だろうが。」
ガチャ
狸「組長、お連れしました。」
『あぁ、おおきに。花垣武道、そこに座りや。狸宮は下がってええ。』
狸「はい。」
ガチャ
『....あんたの聞きたいことは佐野万次郎の事やな。』
花「!?」
『探られてんのはしっとった。あんたの交流関係やばいなぁ。こんな泥沼な社会の奴らおんのに一般人って....逆にすごいわ。』
花「....なんでマイキーくんと敵対してるんですか。」
『佐野....あいつはもうダメや。今や行方が知れんがあいつは弱い。やから守れへんねん。そんないい加減な組織、はよう潰したいわ。』
花「.....」
『龍宮時が死んだのが悲しいんはわかる。やけどいつまでも引きずり過ぎや。やから変なやつに乗っ取られんねん。』
花「あなたはマイキーくんを殺すんですか?」
『どうやろな。救ったることが出来んならそうするしかないな。』
花「!」
『それかもう死んどるかもな!あはは!.....さぁ聞きたい事は聞いたやろ?はよ帰りや。あんたは一般人、うちらは反社。疑われる前に帰りや。』
ガチャ
狸「ええんか?あいつ逃して。」
『希望やからな。さぁて、狸宮。あんた、うちを殺しに来たんやろ。ド派手にやりや。』
狸「やっぱりお見通しか。」
『まぁあんたらに殺されるほどうちは安くないんやけどな!!』
ドン!
『死ぬときは自分で決めるわ。やけど亡霊になってでもあんたらを見守ったるわ。』
狸「....ごめんな。こうするしかなかった。」
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年10月7日 22時