狐の面が二十一個 ページ24
『この場所はうちの兄さん達がくれた場所なんや。』
マ「え、兄さんいたの?」
『真一郎と同い年の双子でそこの二つのバイクは兄さん達の"遺品"や。』
龍「Z1とZ2....姉妹車だな。」
『かっこええやろ。実はなぁ....バイクは後2機あんねん。うちの叔母と叔父。今はこの業界から足を洗っとって海外で平和に暮らしとる。Z1達の後ろにあるやろ。』
カタナとSWM。沢山の想いが詰まったバイクだ。
『うちの兄も叔母も叔父もみんなうちみたいに家に反対する人や。叔母と叔父は親戚やから二度と日本に戻らないのを約束に破門。やけど、兄は後継候補や。出て行くことは許されへん。やから....兄達は自分達が罪を被り家を潰そうとした。結果、それが失敗に終わって2人は殺された。』
三「墓は....?」
『あるわけない。合っても空やな。すぐに焼かれて骨も粉々にして風に吹かれて旅でもしてるんちゃうか。本当に.....憎いわぁ....』
場「殺しはすんなよ、絶対。」
マ「殴ってでも止める。」
『うちはあくまで正当な方法で告発する。』
その成り行きで殺してしまったらしゃあないけど。そん時は務所にはいる。
『....さて、なぜ君らをここに呼んだか分かるか?』
エ「信頼してるから?」
『半分正解やな。もう半分は....このバイク、修理してあるからみんなに貸したる!』
「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」
『ちなみにエマはうちの後ろな?』
エ「やった!」
マイキーはZ1、場地にはZ2、ドラケンにはSWM、三ツ谷にカタナを貸した。
龍「この歳で外車乗れると思わなかったぜ....」
三「インパルスが一番だけど、カタナもいいな....」
それはそうだ。自分の愛車がいた出番に決まってる。まぁこの4機も最高なんだけどね。
『んじゃ....海行こう!』
まだ11時。今から遊びに行けば観光になる。私は明日、抗戦だから。
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年10月7日 22時