狐の面が十八個 ページ21
No side
狸「多分、この5人の中で一番古い付き合いは俺や。幼稚園の時からやから....14年くらいの付き合いになる。」
白「次は俺やな、小一くらいからやから....11年や。」
兎「その次は俺や。9年やからなぁ。」
熊「その次が俺や。俺は高学年からやから7年。」
虎「最後が俺やね！不良破りして見事完敗したから入ったんよ〜！懐かしいわ〜あ、ちなみに6年の付き合いやな！」
マ「それいる？」
狸「相手を知るには身内からや。ほんで、さっきちょろっと話したけどあいつは極道の娘や。元々、乃木鶴家は江戸時代に大名の暗殺を受ける家やったらしい。その血が入っとるからかこうして極道をやってるんやって。」
兎「鶴はその家でイレギュラーな存在やった。人を守るために武器を使い、助けようする。そんな奴は100年に一度か、一般の出の奴がいたら.....や。」
虎「けど鶴は罪を犯した！」
白「過剰防衛で捕まる事になったんや。」
熊「中学上がった時に襲われてその男の心臓をナイフで刺し殺した。」
兎「あいつは極道だ。だからナイフやその他武器を所持していたんや。そん時は力もなく喧嘩も弱かった。やけど急所は熟知しとるし殺す事が助かると思っとった。やから心臓を狙って刺した。」
龍「なんで捕まんなかったんだ？」
虎「鶴もネンショ入って償うって言っとったよ？」
白「やけど鶴の親とサツがグルやった。金渡したら無くなったんよ。」
兎「乃木鶴はヤバすぎる。薬も殺しも密輸もあらゆる悪行をやっとる。なのにサツは何も言わん。理由？サツのお偉いさんが鶴の爺さんやからや。」
熊「それに、あいつは家に歯向かえないんよ。それが何でか分かるか？」
三「....金で揉み消したって事は金ででっち上げる事が出来るから....」
狸「せや。死体を何体か用意して、金出してでっち上げればあいつは死刑確定や。」
エ「酷い....」
白「お前らはこれを聞いてもあいつと一緒に居てくれるか？」
マ「.....当たり前。てか姉ちゃん何で話してくれないんだよ！」
龍「そりゃ俺らには無理だろ....まぁ俺も居る。」
エ「A姉はかっこいんだから！」
三「会って3年だけどAさんがどう言う人か分かってる。」
場「俺はあいつに助けられた。次は俺が助けるし、守る。」
マ「はぁ！？お前なんかに姉ちゃんあげるか！バーカ！」
場「うるせぇ！！」
三「お前らがうるせぇんだよ.....」
龍「はぁ....」
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作者名：RUNA RUNA | 作成日時：2021年10月7日 22時
