私って案外影薄いのかな？？ ページ36
『ほぅ.....これはまた派手にやったね！気配からしてレオナ達に頼んだのか。あいつが協力なんてね〜ビックリだ！』
オクタヴィネル寮の美しい青の世界は黒と紫で覆われ、地面には意識を失い倒れている寮生。
その中で、アズールは叫び続けている。
ア「そこのお前の雷の魔法、その隣のヤツの運動能力。全部、全部僕によこせぇ！」
「ひぃい〜〜〜〜〜っ！」
『ふはは！他の寮生を巻き込むとは！』
スカラビア寮生が悲鳴を上げながら倒れる。
ラ「アズールくん、みんなからナニを擦ってんスか！？吸われたヤツらが次々と倒れていく！」
レ「アイツのユニーク魔法、契約書を介さないと他人から全ての能力を吸い取っちまうようだな。契約書自体が、魔法の効果を制御する役割を果たしてたんだろ。なぁヴィオラ。」
『おや？気づいていたか！まぁ当たっているよ！』
ラ「えぇ！？怖すぎじゃないスか？ヴィオラくんいつのまに！？」
レ「ああ。そんな禁術クラスの魔法、反動であっという間にブロットの許容量を超えるぞ」
ハ「レオナ先輩！ラギー先輩！」
アズールの足元にある金色の塵。あれはレオナのユニーク魔法で砂になった契約書なのだろう。
ジェ「アズール！貴方なにをしてるんです！」
フ「うわ、何これ、どーなってんの？」
エ「げっ、なんだよこの騒ぎ！？」
ハ「アズールが暴れてるのか！？」
ハ「アイツ、寮生たちの力を無理やり吸い取ってるみてぇだ」
グ「ヒェェ....レオナ！さてはオマエがいじめたんだゾ！？」
レ「俺のせいかよ。お前らが契約書を砂にしろっつったんだろ」
あ、これ私忘れられているね？？はぁ.....
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作者名：RUNA RUNA | 作成日時：2021年1月19日 21時
