先手必勝 ページ12
『ちなみに、傷害事件の証拠はないが先程マジカルペンを盗んだ所はバッチリ録画したよ!』
ラ「っ.....」
『次、このような事をしたら.....退学処分かもね。まぁ私の寮生に怪我を負わせた時点で、軽蔑するよ。』
ラ「!」
『さて、ラギーは逃げたからそこのジャックくん!来ていいよ!』
隠してたつもりだろうけどバレバレさ!
呼んだのはいいが.....ジャックくんとデュースくんは拳を交合わせている。互いの攻撃を受け、ふらつきながら数歩後ろに下がった。
ハ「はぁ、はぁ.....な、なかなか鋭いの打ち込みやがる....」
デュ「はー、そっちこそ.....はー、やるじゃねぇか.....」
グ「オマエのパンチ、オレ様のハートに響いたんだゾ......」
エ「ぜー、はー.....お前ら空気に飲まれすぎじゃね?もう選手枠とかどーでもいーわ.....しんど.....」
ユ「みんなボロボロじゃん。」
制服に土や草がつきまくっているし、顔中怪我だらけ。
ハ「よし。これでケジメはつけた。俺の知ってる事は話してやる」
エ「ケジメって、なんのケジメだよ」
ハ「俺自身の心のケジメだ。所属寮を裏切ることには違いねぇからな。だが、俺はもう我慢ならねぇ!!
どんなに強い相手だろうが、自分自身の力で挑んでこその勝負だろ。
今回の大会だって、俺は自分がどこまでやれるのか挑戦するつもりで自分を鍛えてきた。
卑怯な小細工なんて反吐が出る!そんな両氏に何の意味がある?
俺は、自分自身の力で勝ち上がってテッペン獲ってやりたかったんだ!」
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年1月19日 21時