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昔の話 ページ38

宮「いや〜この料理よく作ってくれたよねー!」



『始めの時でしょ?12歳くらいからは凝った物も作れるようになったし。』



宮「そして、Aは俺に憧れてひまわりに入った。」



『憧れてはない。きっかけだよ。』



最初に仲良くなったのはみゆくん。一個差ってのもあるけど兄とも仲が良かったし必然的にね。



宮「Aは結局、子役時代ほとんどなかったよね〜」



『ほとんどそのまま声優になったからね。』



宮「まぁエキストラはあったよね。」



『喋る役も少しあったわ。』



宮「でも正直、声優やるつもりなかったでしょ?」



『.....まぁね。』



私は、人を笑わせる才能がなかったし演技だって声がデカくて会場に響かせる事が出来るぐらいで下の下だった。兄達は才能もあったし努力もしてたから差がつくのもすぐだった。



『ねぇ、中学の時さ。いじめられてたの知ってる?』



宮「.....知ってたよ。」



『香里奈は支えてくれてたし私の夢を応援してくれてた。でも平凡なお前がなんで演者をしてるのって言われてたのが、なんとなく刺さった。』



だからこそ、今以上に頑張らなきゃいけない。死ぬ気で取り組むんだと勉強と両立させて練習もした。



宮「まぁ体調崩して意識不明の重体、かれこれ2週間は目を覚まさなかったけど。」



『それは.....悪かったと思うよ。』

迷惑。→←何もしたくない欲。



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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年3月4日 14時

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