8月9日 uratanuki ページ5
うらたぬき 誕生日企画
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私の愛すべき彼氏、浦田渉くんは今日が誕生祭です。
普段は外食や出前で済ませちゃうのだけど
誕生日ってことで張り切って豪華なディナーを作ろうかなって思います。
因みに渉くんは仕事仲間とお出掛けしているし、夕飯までには帰って来ないと言うことで頑張っちゃおうかなと。
でもここに来て難点が一つ。
私は学生の頃から家庭科が大の苦手だ、料理は勿論、手芸だって上手く出来た試しがない。
しかし渉くんの為だと、料理本や料理動画などを駆使して見様見真似であーだこーだ言いながら出来た料理は、まさに悪魔の食べ物。
見た目は最悪、味見も怖くて出来ていない。こんなものジャイアン以外の人間に出来るもんなんだな……。
「ただいま〜」
「え゛」
玄関から渉くんの声が響いてきた。急いで手を拭いて駆け付ける。
「おかえり……早くない？」
「おぉ。いやぁ何か誕生日なんだから彼女と過ごしてやれって煩くてさ、強制送還されたんだよ」
「へ、へぇ」
嬉しいような嬉しくないような、タイミングが最悪過ぎます渉くん。
「お、めっちゃ良い匂いするじゃん」
「え！？ちょ、まっ」
「……なにこのダークマター」
遅かった。
私が悶々と考えてる間にリビングに入って行ってしまった、私の作った料理を見て絶句している彼。
「失敗した……」
「へぇ？でも味は悪くないよ」
「え゛食べたの！？」
ほら食ってみろ、と炭の塊みたいな料理を摘まんで私の口にへと運んできた。
「あ……美味しい」
「見た目は悪いが食えないわけじゃない、皿と箸持ってきてよ食おうぜ」
腹減った〜と呟きながら席に着く渉くん。そんな彼の優しさが身に染みて涙が流れそうになった。
喜ばせたい側だったのに彼に喜ばされちゃったな。
「あ、プレゼントは？」
「へ？……あ」
「まさか忘れたとか言わないよな？」
「そのまさかです……」
やばい、料理のことで手一杯だった。
何でこう、上手くいかないんだろうか。
「じゃあ、プレゼントはお前ってことで」
「ん？……え、いやいやいや」
「は？俺今日誕生日なんだけど、拒否権あるとでも思ってるわけ？」
ずいっと顔を近付けられて放たれた言葉。
意味を理解して顔を真っ赤に染める私の前には
「今夜よろしくね」
不適に笑う彼がいた。
小さな幸せ ~mafumafu~→←世界で一番 ~colon~
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旱吏@��(プロフ) - あやのりさん» コメントありがとうございます！私自身大好きな方達なんです！まだまだ勉強不足で全然ご本人に近付けていないような気が致してなりませんが...。これからも宜しくお願いします！ (2019年10月22日 23時) (携帯から) (
レス) id: 44c32ecf85 (このIDを非表示/違反報告)
あやのり - 何このメンツ………最&高！！！！ (2019年10月22日 21時) (レス) id: cb1eae126a (このIDを非表示/違反報告)
я(プロフ) - ねあこめー雪花ーさん» ありがと、、嬉し泣きする (2019年8月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 44c32ecf85 (このIDを非表示/違反報告)
ねあこめー雪花ー(プロフ) - よきよきのよき！(^-^)b語彙力すごい･･･！ (2019年8月14日 20時) (レス) id: 01516e7cc0 (このIDを非表示/違反報告)
я(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます。そう言って貰えると嬉しいです、凄く励みになります！ご指摘感謝します、これからも頑張ります故応援宜しくお願いします。 (2019年8月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 44c32ecf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：я | 作成日時：2019年8月7日 17時
