デート ~ruto~ ページ13
「先輩！一緒に帰りませんか？」
「あ、るぅとくん良いよ〜」
僕が所属する部活にはとても人気な先輩がいる。言葉で表すなら可愛いと綺麗が融合したような感じ。
風に靡く髪の毛もサラサラで良い匂いが香るし、何をしても様になる。
でも先輩は整った容姿を鼻にかけるわけでもなく、謙虚過ぎない謙虚で誰に対しても平等に優しくて、新入生の僕にまで気遣ってくれる。
だけどちょっと抜けてるとこがあるのも、また愛らしいポイントだ。
そんな先輩が僕は大好き。
「ねぇねぇるぅとくん、ちょっと寄り道しない？」
「寄り道、ですか？」
何か企んだ様な微笑みを向けられ、連れて来られたとこはゲームセンターだった。
先輩はとにかく図書館みたいな清潔感漂う清楚なとこが似合うイメージだったから、まさかゲーセンに引っ張られるとは思ってなかった。
「私ね？結構ゲーム得意なんだよ？」
決め顔をしてる先輩。
そんな姿も可愛いとか思っちゃう僕はかなり重症だと思うし、もはや末期だ。
「す、すみません……」
先輩にゲーム勝負を挑まれ、最初は手加減していたのだが気遣うなと真剣な面持ちで言われたので、つい大人気なく本気でやったら瞬殺。
椅子に座って拗ねてる先輩に必死に謝っているところだ。
お詫びとしてジュースを買って先輩にあげたところ、受け取ってくれたからちょっとホッとした。
「ふふ」
「？」
「あははは！まさかるぅとくんがゲーム得意だなんて思ってなかったから先輩びっくりしちゃったよ」
「……僕も先輩がゲームやるなんて意外でした」
「えー？私結構好きなんだよ？」
どうやら機嫌直してくれたみたいでいつものニコニコ顔に戻ってくれた。
それから沢山喋った、先輩と二人きりで話せることは滅多にない。
いつだって周りの中心にいる先輩だから、周りの周りにいる僕と一緒に放課後遊びに行ってくれるだけでも奇跡だ。
「今日はありがとうね、るぅとくん！久々に楽しかった〜」
「こちらこそ僕の誘いを受けてくれてありがとうございます」
「ふふ、いーえ！引っ張り回しちゃってごめんね」
「全然、僕も楽しかったですから」
電車通学の先輩とは駅でばいばいだ。また明日部活で、と去っていった先輩の後ろ姿が見えなくなるまで見送った。
自然と頬が緩んでくる顔を引き締め僕も帰路についた。
今日のこと誰かに自慢してやりたい。
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旱吏@��(プロフ) - あやのりさん» コメントありがとうございます！私自身大好きな方達なんです！まだまだ勉強不足で全然ご本人に近付けていないような気が致してなりませんが...。これからも宜しくお願いします！ (2019年10月22日 23時) (携帯から) (
レス) id: 44c32ecf85 (このIDを非表示/違反報告)
あやのり - 何このメンツ………最&高！！！！ (2019年10月22日 21時) (レス) id: cb1eae126a (このIDを非表示/違反報告)
я(プロフ) - ねあこめー雪花ーさん» ありがと、、嬉し泣きする (2019年8月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 44c32ecf85 (このIDを非表示/違反報告)
ねあこめー雪花ー(プロフ) - よきよきのよき！(^-^)b語彙力すごい･･･！ (2019年8月14日 20時) (レス) id: 01516e7cc0 (このIDを非表示/違反報告)
я(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます。そう言って貰えると嬉しいです、凄く励みになります！ご指摘感謝します、これからも頑張ります故応援宜しくお願いします。 (2019年8月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 44c32ecf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：я | 作成日時：2019年8月7日 17時
