弍拾参話:紅丸さんは少しだけ、すこーしだけ素直になれた? ページ27
紅丸side.
Aが台所の方へ向かった後、俺の方へわあっと
紺炉とヒカゲとヒナタが寄ってきた。
紺炉に至っては、俺の肩をがっと思いきりつかんできた。
「べ、紅…!お前…!」
「あ”?何だよ紺炉。その反応は。」
「お前っ…お前ェ…!
大人になったなぁっ!!!」(泣)←
「は?」←
何故か涙を流してる紺炉に俺は困惑した。
いや………、はァ?←
一瞬理解しようと思ったがやっぱ無理だった。←
「紅ィ…やっと…、やっとAと距離を近づけられたんだな!よくやったじゃねぇか!!」
「い、いや…なんつーか、あれは成り行き?で…
つか紺炉声でけぇ Aに聞こえる。」
「あっ、すまんすまん。つい…」(苦笑)
Aが去り際に俺の名前を読んだのが、コイツらにとったら相当でかい事だったらしい…。
というか紺炉、俺より喜んでんな…(汗)
そんなに俺がAとの距離を近づけたのが嬉しかったのか…?
「紅は嬉しくねぇのか!?あんなに無駄に恥ずかしがって言いたいことも言えねえぐらいの重症だったのによ!!」
「い、いやまぁ…、嬉しい、がよ…。」
正直、俺はそこまでやったっつー、実感が湧いてなかった。
なんつーか…嬉しいけど安心しちゃいけねェ複雑な気持ちだった。
「でも、正直あれは…周りの空気でなんとかやりきった感じだった…。
あれは、ちゃんと俺の力だけであそこまでもっていけた訳じゃねェ…」
「でも、ちゃんとAに今まで言えなかった分、
自分の気持ちを伝えられたんだろ?」
「………まぁ…。」
「だったらそれでいいじゃねぇか。前のお前よりずっと成長してるぞ。偉い偉い!」
「ガキ扱いすんな!」(怒)
すると、ヒカゲとヒナタが両足に引っ付いてきた。
「だからさっきから若がそわそわしてやがったのは、こういう事だったんだな!!」
「他にも何かあったのかよ若ー!!」
「他にもって…何のことだ。」
すると、ヒカゲとヒナタは一旦俺の足から離れてAをからかう時みたいに俺の周りをぐるぐると回った。
「「だってよー。」」
「今日はほんとは若は非番だった!」
「なのに態々、自分の非番を潰してまでAの見廻りに付き合った!!」
「しかも丸1日中だぜー??」
「「何もねえ訳ねぇじゃねーかー!!♪」」
そう言ってヒカゲとヒナタがにししと笑いながらじりじりと近づいてきた。
そして後ろで今日の土産話をニコニコしながら待ってる紺炉。
……嫌な予感がする…汗
数分後、俺は紺炉達に土産話でもみくちゃにされた。
(死)
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環 - 笑ったりキュンキュンしたりでとても楽しい作品ですね…!作者様のこと、大好きです!((は ずっと応援してます!一生!しんでも!紅丸と作者様大好きですぅぅぅ紅丸グッズ欲しいぃぃ((殴殴 (2020年7月12日 22時) (レス) id: d54dba2782 (このIDを非表示/違反報告)
みだり - イルカさん» それな (2020年2月7日 23時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 下の名前で呼ぶ話、大好きなんですよ!ぐわってなってぎゅんってなります!Twitterやってないのでフォロー出来ないのですが小説だけで、応援、頑張ります!あぁぁ!今日も推しが尊い! (2020年2月1日 19時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
(名前)乙女(プロフ) - カリスから乙女になりました。乙女です、やっぱ紅ちゃんになると日本っぽい名前が良いなと思い変えました(汗)Twitterフォローさせて頂きました!応援しています! (2020年2月1日 17時) (レス) id: 5783622537 (このIDを非表示/違反報告)
おれお(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました!!これからも応援しています(*^^*) (2020年2月1日 16時) (レス) id: b49044ef37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年1月22日 0時