162話 ページ34
れ「いい加減にしやがれえええええええええええええええ」
Ｓ「さすが赤飯ぬ」
赤「いでででででで何がやねんいっててて」
Ｓ「会って５分で地雷踏む感じがグッジョブ」
れをるが赤飯ぬの腹にどすどすパンチを放つ。
れ「失礼なやつだな!!いっぺん死ね!!」
それを決め台詞に、最後の１発は彼の顎へのヘッドロック。
「あがっ」と声を出して赤飯ぬが床に倒れた。さすがに俺もお前の方が悪いと思うよ
はいはいそこまでとれをるをあやして、“済”と書かれた段ボール箱に入ったCDに手を伸ばす。
切らした息を落ち着かせて、れをるがそれなぁに?と訊いてきた。
Ｓ「昼休みに流し終わったリクエスト用のCD。整理してクラスごとにまとめて返すの」
れ「ふーん」
赤「ふーんやない!!いったいなちいちゃいの、年上は敬えってママに教わらんかったんか!!」
れ「ママいないし」
空気が凍る。
(おーっと…そういやそんな話もあったな)
はとこのくーらーの家に住んでいて、というのは聞いていた
つまりは多少の家庭の問題があるってことで
気まずい空気に耐え兼ねて、赤飯ぬが俺を見た。
ほんっと地雷踏みまくりだよなお前は
れ「でも、ゆりんくんが教えてくれたから、知ってる」
―――れをるは変わった
今までのこいつだったらそもそも黙って俺といっしょになんて来ないし
赤飯ぬとかいう知らない人に会うなんてこともしないし
凍らせた空気を自分で溶かそうとなんてのもしない
ちょっと卑屈なところは変わらないけれど、人との渡り合い方を少し、身に着けたらしい。
赤「ゆりんくんて誰?」
れ「あんたと違ってデリカシーのあるやさしい１個上のお兄ちゃんだ」
赤「おいちいちゃいの、俺もな、“あんた”やなくて赤飯いうたやろ」
れ「あたしだってれをるって名前があるんだ」
にしし、笑う。
あいつが自分で言ったその「お兄ちゃん」とやらによく似た笑い方だ。
２人の言いあいを小耳にはさみながらCDやらの整理をしていると
ドアが控えめにノックされた。
「あのー…」
やや高めの、それでもこれは男の声
どうやらもう１人の橘がやってきたらしい
Ｓ「れをる、お迎え来たぞ」
れ「え?でも」
赤「なんやちいちゃいの、お前彼氏なんかいるんか」
れ「ちょっと黙ってろください」
シャーッと睨む彼女の首根っこをつかんでドアの方へ連れて行く。
Ｓ「お兄さんはれいるちゃんの成長具合を見たかっただけなので、もう行っていいですよ」
きょとんとしたあいつの頭をなでた。
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柑橘(プロフ) - れをるちゃんよく頑張った！お疲れ様！といいたいです。あいすちゃんの過去も明らかにされてこれからどうなっていくのか楽しみです！ (2015年9月1日 6時) (
レス) id: f26fc3b7aa (このIDを非表示/違反報告)
モノクロメロディ―。(３人目)＠ついった(プロフ) - 美音-ミオン-さん» ボクもこれからこつこつやっていこうと思います。(明日から学校) (2015年8月31日 19時) (レス) id: 1b9f958ee6 (このIDを非表示/違反報告)
美音-ミオン-(プロフ) - えっ、、部活青春！！ちなみに夏休みの宿題はおわりませんでした！！ (2015年8月28日 22時) (レス) id: 0c8448ac7c (このIDを非表示/違反報告)
美音-ミオン-(プロフ) - 甘えたくーらーくんが！！本当は最初からいぶそ応援するつもりだったけど、話が進むごとにちゃんくらとちゃんゆも応援したくなってきて…やばいです！個人的にちゃんくらと似てるので共感しました (2015年8月20日 11時) (レス) id: 0c8448ac7c (このIDを非表示/違反報告)
りを(プロフ) - うわああああ甘えたくーらー可愛いいいいいい………そらるさんここで登場とか(笑)凄いって思っちゃったけど(笑)S!Nくんのキャラ好きだなぁ(*°-°)れをるちゃんどうなったのすげーどきどきはらはら中……(-_-*) (2015年8月15日 13時) (レス) id: bcc7e5ddb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モノクロメロディ―。＠ついった
| 作成日時：2015年5月6日 20時
