２ー１１ ページ13
前を見てなかったグリムは誰かの足にぶつかってしまった。
「あ〜〜〜っ！？オイテメェ！
お前がぶつかってきたせいでパスタの温玉が崩れちまったじゃねえか！」
「おいおいおい〜ぷりぷりの温玉を崩すのはカルボナーラ一番のお楽しみだぜ？
どう落とし前つけてくれんだよ！」
「慰謝料としてお前の取った鶏肉のグリルくらい
譲ってもらわないと、釣り合いがとれねぇなぁ。」
ぶつかった生徒2人ははグリムの取った鶏肉のグリルを狙っていた。
食い意地のはったグリムは当然嫌だと断る。
「あ？新入生のくせに先輩に対する態度がなってないんじゃねえの？
ちょっと裏来いよ！」
『グリム、大丈夫！？』
エース「あ、オマエは行くな！」
エースが止めたがAは慌ててグリムへ駆け寄り怪我が無いかを確認する。
『ごめんなさい！グリムがぶつかっちゃって！！』
そしてグリムがぶつかった相手に謝罪をし、頭を下げる。
「は、ガキ？入学式で騒いでたヤツじゃねえか。
テメェはコイツの何なんだよ？」
『私はグリムの子分です！』
「親分なら…ん？
子分？コイツじゃなくてオマエが？」
『はい！』
ぶつかってきた生徒は何か言いたげだったがAの真っ直ぐな言葉に何も言えなかった。
「と、兎に角オレのカルボナーラの温玉が崩れたんだ。グリルくらい寄越すのが筋だろ！」
『グリルはグリムのなので渡せません！ごめんなさい！』
「じゃあ慰謝料寄越せ！」
『いしゃりょう…？
お医者さんには行ってません。』
「違ぇよ！お詫びとして金寄越せって言ってんだよ！
今いくら持ってるか言ってみろ！」
『750マドルです！』
幼女の言葉にざわざわと騒がしかった大食堂は静かになった。
エース「ちょい待ち。A、ちょっとこっち来い。」
『…？』
エースとデュースは絡んできた生徒達を無視してAを引き寄せる。
デュース「それって学園長から貰ったのか？」
『うん！』
エース「それってオマエの分だけだよな？」
『グリムも一緒だよ？』
2人は顔を見合わせAに聞こえないようコソコソ話す。
デュース「普通か？」
エース「いや、足りたとしても余分に渡しとくでしょ！？グリムもいるんだから1000マドルくらい！」
デュース「一応学園長がAの保護者になるんだよな？大丈夫か？」
エース「まず子供の食費が幾らか分かんねぇからなぁ。一応クル先に聞いとくか。」
『…？』
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ユノン - ねこ大好きさん» 更新頑張ってください応援してます！ (2023年3月9日 16時) (
レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 次の話しを楽しみにしてます！ (2023年3月9日 15時) (レス) @page47 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - こちらのプロフに変わりました。皆様も突然のログアウト、お気をつけ下さい。 (2022年3月19日 10時) (レス) id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - この前見かけてまた帰ってきてしまった・・・更新は大変ですし。作品を作っている私もわかります！更新楽しみです。夢主ちゃんの純粋さが好きです！更新頑張ってください。 (2021年11月7日 23時) (レス) @page40 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
どん - 次の話しが気になる！ (2021年10月16日 8時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ大好き x他1人 | 作成日時：2021年7月14日 17時
