で れ で れ な き み と -NaNiWa-

赤 … 甥 ページ11

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私とだいぶ年の離れた兄の息子、つまり甥の流星くん。



年齢差もほとんどないからか、流星くんは私を "Aちゃん" って呼ぶ。



かわいい。



週末に、うちの実家に泊まりに来ては、いろんな話を聞かせてくれる。



仲良しのれんくんとサッカーしたとか、だいご先輩にパフェおごってもらったとか。



普通の話でも、流星くんが言うだけでほわほわした心地いいメロディーみたいに耳に入ってくる。



わかる？ とにかく天使！！



だけど、今日泊まりに来た流星くんがした話は、いつもとちょっと違った。



「 僕、告白されてん 」



「 そうなん！？ 」



「 めっちゃ可愛い子でな 」



話の登場人物はほぼ男子だった流星くんが、女子の話をしている …… ！



流星くんにも思春期が訪れたんだなぁと思うと、なかなか感慨深い。



「 成績もええし、運動神経ええし、優しいし、文句のつけようがないねん 」



楽しそうに話す流星くんを見て、思ったこと。



「 じゃあ、付き合ったんだ？ 」



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