▽ ページ17
-陸 side-
＿ｺﾝｺﾝｯ
夜寝る前にピアノの練習をしていると
ドアをノックする音が聞こえてきた。
陸｢どうぞ？｣
そう返事をすると遠慮がちに開いたドア。
A｢…陸さん、一緒に寝てもいいですか？｣
ドアから覗いてそう聞くA。
…Aの部屋はめちゃくちゃにされたし、
あんな事があったばっかりで怖いよね。
陸｢いいよ、おいで｣
そういうと嬉しそうに部屋に入ってくるA。
陸｢本読むの？｣
A｢うん、最近寝る前に読むのが日課なんです｣
そう言って僕のベッドにうつ伏せになって本を開く。
正直あんな事があったからトラウマで
メンバーのことも怖くなっちゃうのかなって思ったけど
いつも通りみんなに甘えまくりのAを見て
少しだけ安心した。
再びピアノに向き直し、曲を弾いていく。
陸｢…今日はこの辺にしとこう｣
存分にピアノを弾いて、
Aの方を向くと途中で寝落ちしてしまったらしく
携帯片手に、本も開いたままの状態で眠っていた。
陸｢もう風邪引いちゃうよ｣
そう言いながらAに近付くと、
Aの瞳から涙が零れているのが分かった。
陸｢…怖かったね｣
頭を撫でると
うなされながらモゾモゾと動き出すA。
陸｢…起こしちゃった？｣
A｢…陸さん｣
そう言って僕に抱きついて泣き始めるA。
陸｢…思い出しちゃった？｣
A｢…夢に出てきた｣
陸｢もう大丈夫だからね｣
A｢…陸さん、今日は抱きついたまま寝たいです｣
陸｢んふ、いいよ｣
“でも変な事しないでくださいね”
そう言って目を閉じたA。
…一体誰に言われたんだろう。
そう思いながら僕もAの隣に寝転んで
Aを抱き寄せた。
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@ _riku_r.m.p.g_ldh
@rmpg_zin_official 他がいいねしました
#A #RIKU #RAMPAGE
#添い寝 #ご指名 #ありがとう
#選ばれたのは #僕でした
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@___ 何かあったの？
@___ 意味深…
@___ 今日は翔吾じゃないのか
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2020年3月9日 19時
