11 ページ11
kazuma side
陣さんたちがヒソヒソと「 樹が、Aちゃんと」なんて話してる。
壱馬「 どうしたん?」
慎「 樹さん、酔ったAさんを部屋まで送ってそのまま帰ってこなくて 」
壱馬「 … は、北人は?」
慎「 あの調子で爆睡です 」
ソファーをベッドにして、俺のメンプロのブランケットでスヤスヤ寝てる北人。
相当飲んだのか、起きる気配が全くない。
Aの隣を陣取ってると思ってたら
こいつ、早々に潰れやがって …
陣「 ま、樹やしそんな心配せんでも … な?」
陸「 そうそう、部屋が隣だからついでに連れてっただけだと思うよ 」
… ああ、Aの部屋って樹の隣なんだ。
他にも空いてるとこあるからてっきりそこかと思ったけど
待てよ、って事は …
慎「 壱馬さん、後で樹さんとこ寄って無事かどうか見てくれませんか?」
慎はAが心配なのか、それとも帰ってこない樹が心配なのかは分からないが
俺に部屋を確認してきてくれ、と頼んだ
どうやら慎は北人の面倒を見なきゃいけないから(部屋に連れて行ったり)
今は手が離せないようだ
翔平「 まさかとは思うが酔った勢いで間違ったりとか … 」
陣「 やめてやそんな初日に 」
他のメンバーもだいぶ酔ったのか眠いのかで
もうそろそろお開きにしよう、という事になったので
俺はひとまず リーダーたちとダイニングを片付けて部屋に戻った
…
なんで俺があいつらの様子を見に来なきゃいけないんだ、と思ったが
そんなの理由はいたってシンプル
俺がAの隣の部屋だから。
コンコン、と樹の部屋をノックするが一向に出てくる気配はない。
風呂でも入ってんのかな、なんて考えた
で、今度はAの部屋をノックしてみる。
酔ってたみたいだから 北人みたいに爆睡してるかも知れないけど
「 … 」
壱馬「 寝てる … よな 」
諦めて帰ろう、としたら ゆっくりと開いたドア
そしてひょこっと顔を覗かせた、先程よりも幼くなった顔のA
「 壱馬さん … ?」
風呂上がりなのか髪は少し濡れていて
ほのかに香る石鹸のような 良い匂い
壱馬「 あ、起きてた?」
「 お風呂入ってて … どうしましたか?」
壱馬「 酔ってたみたいだったから、大丈夫かなーと思って。」
いざ面と向かって話してみれば、思ったより小さくて華奢な身体のA
風呂上がりの所為でやけに色っぽく見えた
.
2187人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます!これの続きはいつ頃になりますか?楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます! (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです!人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね!! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか? (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2019年6月20日 6時