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声がした方を向くと、そこには葡萄色の忍び装束を纏った青年が5人立っていた。
葡萄色...忍び装束...まさか....!
『四年生の先輩方...?!』
滝夜叉丸「あぁ、そうだ。怪我はないか?」
私は自分の脇腹を見た。まだ血がドバドバ流れているようだった。そういえば、段々体が痺れているような...
『脇腹を少し...』
滝夜叉丸「なら、これを巻いていなさい。」
そう言って渡されたのは、先輩の頭巾だった。あーあ、こりゃ後でお洗濯大変だ()でも、今はそうは言っていられない。仕方なく巻こうとしたその時だった。
『(あれッ...体に力が入らな...)』
私がそう思った途端、視界がいきなり乱れた。
背中に力を掛けることができなくなったんだ。
私は倒れたんだ。
そんな思いが混じって交差し始めてる。
でも悩んでも仕方がない。ここは素直に言うべきかな。
『ッ痺れ薬を...混ぜられていたみたいです、』
私は力を振り絞って声を出した。すると5人は顔を少し歪めて、誰か一人が近づいてきた。
喜八郎「なら、僕が巻いてあげるよ。滝達はボコしといて。よろしくね〜」
あ、後少し揺れるよ。なんて付け足して、そのまま私を抱き上げた。触られたところがジンジンと痛い。そんな間にも、綾部先輩はきれいに布を巻いていく
喜八郎「おやまぁ、頭巾一枚で足りるなんて」
『ありがとうございます。綾部先輩』
喜八郎「どういたしまして。そういえば滝達はもう終わったかな?」
滝夜叉丸「A!無事か⁉」
『無事!と言いたいです!』
三木ヱ門「まぁ元気そうだな。よかった」
帰り道、私は滝夜叉丸先輩におぶられていたけど、ふと一つ気になってこんな事を聞いてみた。
『そういえば、なんで先輩方は私があそこにいるとわかったんですか?』
喜八郎「そりゃあ勿論」
タカ丸「忍務だよ〜」
三木ヱ門「Aがいつまで立っても帰ってこないから、私達で見てこいと直々に学園長先生から言われたんだ。」
『あはは...後で皆に謝らないと〜()』
守一郎「まぁ、とにかく。無事で良かった。」
『まぁ怪我はしてますけどね()』
ー後日ー
『よし!後は塩と水を瓶の中に入れて〜...』
伝七「A!花は煮詰め終わったぞ」
『伝七、ありがとう』
彦四郎「それにしても、Aの帰りが遅い理由が花摘みとか...」
一平「僕たちには程遠いね〜」
左吉「まぁ無事に帰ってきたんだし良しとしよう!」
「「「「「おー!」」」」」
最終的には一年い組皆で香水を作りましたとさ
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Kira_Leis(プロフ) - ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (6月21日 8時) (レス) id: d36c2eac99 (このIDを非表示/違反報告)
ぽめ子 - すごいいいいい!!! (6月20日 11時) (レス) @page3 id: 41fe016a64 (このIDを非表示/違反報告)
Kira_Leis(プロフ) - コメントありがとうございます!えぇ...150cmと23kgって骨だけやん...伝七とのカプ、面白そうなのでイラスト書いてみようと思います!(完成できたら見せます!多分!) (6月16日 14時) (レス) id: d36c2eac99 (このIDを非表示/違反報告)
柴犬愛好者 - よかったです。ぬしちゃん可愛すぎて愛でたいッッッッ(願望)他の学年の絡みがこれから楽しみです!伝七とのカプが私のなかで浮かびました (6月16日 11時) (レス) id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
柴犬愛好者 - youさん» 夢小説あるあるや…大丈夫だ他の作品見てみ、、もっとヤバいやつあるで…←身長:150cm体重:23キロの言う作品ありましたからね、、、(遠い目) (6月16日 11時) (レス) @page8 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kira | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/KiraKiraAHO/
作成日時:2023年6月10日 22時