【忍たま】一年い組の凡人女子！

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勘右衛門「うん！もうA食べちゃいたい！いい？いいよね！？」

仙蔵「...久々知」

兵助「はい」

勘右衛門「ｺﾞﾍﾞﾗ?!」

『お、尾浜先輩?!』

兵助「Aは気にしなくていいからね〜」

いきなりゴキッっと音を立てたと思えば、尾浜先輩が泡を吹きながら失神していた。何事かと思い焦り始めると、久々知先輩が尾浜先輩から私を取って自分の膝の上に乗せた。少々、困惑気味だ。

久々知「それにしても、よく出来てるね。この表現とか、一年生で思いついたの?って感じ」

久々知先輩が私の下書きの文節を指さした。

『えへへっ、そんなによくできていましたか？』

仙蔵「あぁ、一年生とは思えないほどに、な」

確かにこの現実味や表現は、一年生だと少し難しいかも...少なくともどこかしらで「殺し」に関わっていない限りは、書けないなぁと自分の中で納得していた。あ、そういえば過去の話って先輩たちに言ってなかった気がする。一年い組にバラしただけか。

兵助「...あのさ、A」

久々知先輩が私の頭を撫でながら呼んだ。

『なんですか？』

兵助「俺らになにか、隠してる事...合ったりしない？」

『...』

仙蔵「一つ、その義眼。二つ、一年とは思えないほどの残酷的な発想...三つ、いくら普通の女子だからといっても10とは思えないほどの体...これだけ揃えば根拠は十分だろう？」

立花先輩から数えるような動作をしながらそう言った。心配させたくないから黙っていたのに...まぁ、バレてしまったなら致し方ない。もがこう(？)

『......』

私は沈黙を貫いておいた。

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