19の段。 ページ20
ワハハと呑気に笑っている七松に、不穏な影が忍び寄る。
忍びだけに。
悪い空気を察した一年生たちは、山田に連れられ教室に帰っていってしまった。
もう少しみんなと喋っていたかったなー…なんて見送っていた矢先、「バカタレ!!」という文次郎の怒声が辺りに響く。
文「見習いの事務員に任務を任す馬鹿がどこにいる!!」
小「確かにAは事務員かもしれないけれど、どう見ても見習いの立ち回りではないだろう。」
伊「そっそうかもしれないけどさぁ…。」
留「あほら、Aさんも嫌だろ?急に来て早々忍の任務なんて危険だし…」
土「あぁ、流石にそれは先生という立場の者として断固反対するよ。」
滝「ならばやはりここは体育委員会の美担当、この可憐で美しい私平滝夜叉丸がお供しっ…、」
「…って言ってますけど、どうします学園長先生。」
学「うむ、七松小平太、A、気をつけて行ってきなさい。」
小「おぉ!」
「「「いつからそこに居たんですか学園長先生!!!;;」」」
正直なところ、Aの意見としてはどちらでも良かった。
いや、どちらかと言えば参加したかった。
まず、どうしてこの時代に来てしまったのかという問題の解決案を探るにしては、この学園は狭すぎる。
ならば外に出て自分の足で目で耳で情報を掴み取る他道はない。
街に出れば小さなことでもヒントになる何かがあるかもしれない。
それに、単純にこの時代の町や村がどんな物なのかこの目で見たいという好奇心もあった。
「で、任務ってなんなの?」
小「あぁ、ある商人から巻物を取り返すんだ。だから私たちは、」
「私たちは。」
小「若い夫婦か兄妹の役だな!」
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー!ありがとうございます!きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです!!高学年のと絡み!!!四年生とか絡みやすそう!!!!頑張ります!!!! (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします!文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください! (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み ゅ ー ぽ む 。 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 3時