18の段。 ページ19
木から降りてきた男に馬乗りされ、またもや地面に組み敷かれるA。
顔を見てみると、少し阿呆そうだが大きな目がくりっとしていて顔の小さいこれまた整ったイケメンだった。
緑色の忍装束を着ていて、伊作たちと同じ六年だということが分かる。
もう一人は普通に降りてきたらしく、「七松先輩!だから言ったじゃないですか〜!」と少し呆れながらこっちに寄ってくる。
こちらもまた美形で、綺麗なサラストヘアーにパッチリとした目、長いまつ毛が特に際立つ顔立ちのはっきりとした子だ。
仙「小平太!お前何をやっているんだ。」
小「あれ、私としたことが…女性だったのか。いやぁすまんすまんクナイ捌きがあまりに豪快だからてっきりプロの忍かと。」
長「もそ…。」
小「おぉじゃあ彼女が噂の!」
?「七松先輩、中在家先輩はなんと仰ったんです?」
小「さっき学園長先生から紹介があった見習いの事務員 Aさん、私達より年上、だそうだ!」
「君たち私の上で会話するのに抵抗無さすぎじゃない??」
小「よっ、と…」
小平太と呼ばれた彼は、軽々しくAの手を引いて抱き上げた。
身長は同じくらいなのに、あまりの力の差に驚く。
反動ですぽっ…と小平太の体に収まったAに、「お、攻撃の重たさに反して随分華奢だな君。」と笑う七松。
自分でもぶわぁっと顔が赤くなっていくのがわかる。
七松の前だと、自分が嫌でも女子であり、彼にとって庇護対象だということを実感する。
大きな肩幅と体格、何より圧倒的な力の強さ。
年下はおろか、同年代の男の子にだってあまり負けたことが無いAでも一瞬で分かる。
「あ、ありがと…。」と照れながら離れようとすると、何か考え込んでいた七松は、少し間があってからもう一度Aの腰をグッと引き寄せて言い放った。
小「…よし滝夜叉丸、私決めたぞ!彼女を任務に連れていく!」
滝「えぇ!?;;」
「…………ンッ!???」
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - あまねさん» 嬉しいありがとう(^_-)-♡ (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - れなさん» わー!ありがとうございます!きまぐれ更新なので気長に付き合ってくれると嬉しいです!!高学年のと絡み!!!四年生とか絡みやすそう!!!!頑張ります!!!! (11月10日 2時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すき (10月27日 14時) (レス) @page33 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、お時間のある時更新お願いします!文才が天才すぎて、、もっと高学年との絡みとイチャイチャ沢山みたいです()完結までついていかせてください! (10月21日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ふれあさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続きをたくさん更新できるように頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです( ˊᵕˋ )♡ (2023年5月15日 12時) (レス) id: 2818f71099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み ゅ ー ぽ む 。 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 3時