毒使いの兄妹は (ページ25)

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騎馬戦大会の段:5 ページ25

鉢屋『四年生チーム、新野先生の元へ向かいます。現場の尾浜勘右衛門、どうなっていますか？』

尾浜『はーい。こちら、現場の尾浜勘右衛門です。保健委員会委員長の善法寺伊作先輩曰く、昨夜新しい毒を試したのが原因の体調不良らしいです(サラシが取れたかな)』

鉢屋『学園長の突然の思い付きですからね。体調管理もへったくるもありません(サラシが取れたな)』

ユキ『四年生チーム、騎手は変わって浜守一郎選手です！
二年生、三年生チームは七松小平太選手にハチマキを全て奪われたァ！』

鉢屋『残機に有利があるとはいえ下級生。油断は禁物です』

七松「来い！次郎丸！イケイケドンドーーーーーン！！」

長次「もそ……」

食満「っしゃ勝負ーーー！！！」

潮江「ギンギーーーーン！！！」

次郎丸「っしゃ行くぜオラァァァァァ！！！」

久々知「もうどうにでもなれーーー！！」

雷蔵「ヤケクソーー！？」

竹谷「おほーーーーー！！」

ユキ『ついに激突しました！！五年生対六年生！！七松小平太選手と六条次郎丸選手による熾烈な戦いです！！』

鉢屋『戦闘力だけなら学園内でもトップのお二人ですからねぇ……先が見え、あーっ！？雷蔵の顔に小石が！傷が！私も付けなければ！』

立花『鉢屋は放っておいて………あの二チームに近付いているのは一年生じゃないか？』

ユキ『な、ななんと一年生チーム！五年生と六年生の戦いの中に向かっていく！！しかし、誰も気付かない！！』

立花『二チームとも目の前の敵でいっぱいいっぱいだな。
特に五年生は』

伏「………えいっ！」

ユキ『！なんとーーー！？一年ろ組鶴町伏木蔵選手、不破雷蔵選手のハチマキを奪い取りましたーーー！！そして逃げるのが速い！！！』

雷蔵「しまったーー！」

竹谷「マジか！！」

ユキ『迂回して……食満留三郎選手のハチマキを奪ったーーー！？』

食満「なっ！？」

潮江「一年生にやられるとは何事だバカ留ェ！！」

食満「仕方ねぇだろ！！」

伏「たまんないねぇ、このスリル……」

今福「上手くいったね、庄左ヱ門」

庄「まだ油断は禁物だよ」

金吾「冷静だなー……」

ユキ『黒木庄左ヱ門選手の作戦だったようです！』

鉢屋『さすが私の後輩♡』

立花『うっわ………』