毒使いの兄妹は (ページ24)

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騎馬戦大会の段:4 ページ24

ユキ『三年生チームが二年生チームの時友四郎兵衛選手のハチマキを奪った！しかし、時友四郎兵衛選手は三年生チームの伊賀崎孫兵選手のハチマキを奪っている！』

鉢屋『一年生チームは依然としてのらりくらりですね〜』

ユキ『大きくリードしているのは四年生チーム！
既に10ポイント獲得しています！』

鉢屋『三反田選手のハチマキですね』

ユキ『しかし、六年生チームが爆速でやって………ああーっと！五年生チームが四年生チームの元へ突っ込みましたぁ！！』

三郎丸「兄さん……！？」

綾部「おやまあ……」

滝「これは……」

三木「く、屈辱だ……」

ユキ『………な、な、なななんと……！六条次郎丸選手、弟にすら手厳しい！！一瞬……一瞬で四年生チームのハチマキを全て奪いました！！』

鉢屋『目がギラギラしているので七松先輩狙いですね。
おそらく騎馬の選手達にある程度ポイントを稼ぐことを条件にされていたのでしょう』

ユキ『なるほどー。四年生チーム、残機がなくなりました……おや……？六条三郎丸選手、なにやら前屈みになっているようですが……』

綾部「どうしたの？」

滝「三郎丸？」

三木「具合でも悪いのか？」

三郎丸「…………ﾎﾞｿﾎﾞｿ」

滝「……なに？」

三郎丸「ﾎﾞｿﾎﾞｿ……サラシが、はず、れて………ﾎﾞｿﾎﾞｿ」

三木「……とりあえず、そうだな……新野先生のところへ」