毒使いの兄妹は (ページ23)

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騎馬戦大会の段:3 ページ23

ユキ『二年生、三年生が一年生に一直線！
五年生も下級生チームの元へ駆け抜ける！』

次郎丸「兵助！八！雷蔵！七松先輩んとこ行けって！」

久々知「せめてポイント稼いでからにしてくれ！」

竹谷「稼いだら逝くから！」

雷蔵「漢字が物騒だよ！」

ユキ『ああーっと！四年生チームがハチマキを握っている！既に7ポイント獲得だー！』

鉢屋『田村選手と滝夜叉丸選手が二年生のハチマキを一本ずつ、三郎丸選手が三年生のハチマキを一本握っていますね』

ユキ『池田三郎次選手と川西左近選手、次屋三之助選手のハチマキですね。しかし、なぜ騎馬の二人が………』

鉢屋『私にもわからないので、ゲストの立花仙蔵先輩にお願いします』

立花『ゲスト解説の六年い組立花仙蔵だ。
さて、なぜ騎馬の二人がハチマキを持っているのかだが
六条三郎丸は喜八郎にしか乗っていない。敵が近くなったら喜八郎のみが騎手を支える手筈なのだろう。
腕力の強い喜八郎と、比較的身軽な六条三郎丸だからこそ出来る芸当だ』

鉢屋『なるほど〜。だから普段目立ちたがり屋な二人がサイドの騎馬に』

ユキ『一年生チーム、体格差を活かして逃げています！
そこに鬼門！六年生チームが爆速でやって来ました！』

七松「イケイケドンドーーーーン！！！」

次郎丸「ッしゃこぉぉい！！」

久々知「だからせめてポイントを！！」

次郎丸「わーった、わーった。……兵助ー、四年生んとこ行け。
あいつらひん剥くわ」